“知る人ぞ知る攻撃的MF”が日本代表入り? ポルトガルでヌニェスに並ぶビッグチャンスクリエイト数を記録する男

ポルトガルでアピールを続ける藤本寛也 photo/Getty images

アピールは成功しているはずだ

3月に幕を閉じたワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選の激闘を戦った日本代表だが、約1カ月後の6月にはブラジル代表との対戦を含む計4試合の親善試合が予定されている。欧州勢とのマッチメイクはかなわなかったが、ブラジルやガーナ、パラグアイとアジアのレベルを超えるチームとの対戦が決まっており、森保ジャパンが世界から見てどの立ち位置にいるのかようやくはっきりすることになる。

そこで期待されるのはアジア最終予選突破のカギとなった[4-3-3]の完成度と、これまでスポットライトの当たらなかった新戦力たちだ。次回の代表招集では30名ほどの選手を呼ぶと森保一監督がコメントしており、これまで招集されなかった選手たちへの期待が高まる。

そんな6月に向けてアピールを続けている選手がいる。ポルトガルのプリメイラリーガ、ジル・ヴィセンテで活躍するMF藤本寛也だ。

東京ヴェルディ出身の同選手は2020年にジル・ヴィセンテへ移籍。昨季は途中出場が目立ったが、今季は31試合すべてに先発し、3ゴール2アシストを記録している。チームもリーグで5位と好調であり、直近のトンデラ戦での勝利でクラブ史上初の欧州カップ戦出場の権利を手にしている。藤本はこの試合にも出場し、1ゴール1アシストの大活躍であり、クラブにとって記念すべき勝利をお膳立てしている。

今後代表のシステムがどのようになるか分からないが、ジル・ヴィセンテは[4-3-3]を採用しており、藤本は右のインサイドハーフで起用されている。攻撃的な選手であり、ビッグチャンスクリエイト数10回はチームで2番目の数字で、リーグ全体で見ればベンフィカのダルウィン・ヌニェスと並んでリーグ12番目の記録だ。プリメイラリーガは欧州5大リーグには数えられないが、ヌニェスをはじめビッグクラブが狙う選手が複数在籍しており、藤本を試す価値は十分にある。

しかし、攻撃的なMFとなればライバルは多い。久保建英、鎌田大地、堂安律らがライバルになる。特に鎌田はシーズン終盤にかけて評価を高めている。ELではバルセロナ、ウェストハム撃破に成功しており、ファイナルまで進んだ。相手はレンジャーズであり、そこでも勝てれば鎌田はより自信を得て成長を遂げることになる。

日本代表への縁はないが、ジル・ヴィセンテで奮闘する藤本。カタールは難しいかも知れないが、2026年大会では中心選手になっていてもおかしくない人材であり、6月のメンバー発表に期待だ(データは『SofaScore』より)。

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