サリバ、ホワイトたちに負けられない アーセナルをさらに強固とするホールディングの存在

ウェストハム戦で勝利に貢献したホールディング photo/Getty Images

26歳のホールディングも実力者だ

来季のアーセナルはさらに最終ラインを強固なものに出来るのではないかと期待されているが、その理由の1つがマルセイユにレンタル移籍しているDFウィリアム・サリバの存在だ。

サリバが来季より確実にアーセナルでプレイするかは分からないが、マルセイユでのパフォーマンスは高く評価されている。現在のベン・ホワイト。ガブリエウ・マガリャンイス、冨安健洋、そこにサリバまで加われば最終ラインの層は厚くなる。

ただ、まだ忘れてはならない選手がいる。1日のウェストハム戦にフル出場し、1ゴールまで決めた26歳のDFロブ・ホールディングだ。今季リーグ戦での先発は6試合のみと少ないが、ホールディングも十分にプレミアリーグで戦える選手だ。
クラブとは2024年まで契約を延長しており、ホールディングも戦力になる場合はさらに最終ラインの層が厚くなる。英『The Sun』はホールディングがサリバらとの争いにも挑む考えがあると伝えており、若手に負けるつもりはないはずだ。

ホールディングはアーセナルでのプレイについて「ここはアーセナルで、常に競争がある。それでも僕たちはチームとして同じページにいると思う。助けが必要な時は90分プレイするし、今回はベンの代わりに入った。プレイすることを楽しんでいるし、たとえラスト20分でもチームの助けになるならば僕はベストを尽くすつもりだ」とコメントしており、ウェストハム戦ではベン・ホワイトの代役を上手く務めていた。

まだトップ4が確定したわけではないが、来季の欧州カップ戦を考えればセンターバックのピースも多い方がいい。やや若手の勢いに押されてホールディングの存在感が薄くなっているところはあるが、中堅世代として充実した時期を迎えているホールディングのことも来季へ向けて忘れるべきではない。

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