アーセナルの補強候補に新たな万能MFの名が オランダで磨かれたコートジボワールの才能に熱視線

新たにアーセナルの補強候補に浮上したサンガレ photo/Getty Images

攻守両面で輝ける中盤戦士

今夏の移籍市場にて、アーセナルの補強ポイントのひとつとして挙げられるのが中盤だ。今季は少数精鋭の陣容でシーズンに臨むも、終盤戦に同ポジションの枚数不足に悩まされることとなっている同クラブ。今季は名門復活への土台を築くことに成功したものの、より高みを目指すのであればMFの補強は必要だろう。

そうなれば、アーセナルは誰を獲得しに向かうべきなのか。現地メディアの間では様々な名前が連日紙面を賑わせているが、そんななかでまた新たな候補が浮上している。英『Daily Mirror』によると、アーセナルは夏の補強リストにPSVで活躍中のコートジボワール代表MFイブラヒム・サンガレ(24)を加えたとのこと。他の候補と同様に、今後は彼の動向にも注視していく構えを見せているという。

2021-22シーズンはPSVで公式戦45試合に出場し、チームの中盤で存在感を発揮しているサンガレ。同選手は191cmのサイズを生かしたフィジカルの強さに加えて、豊富な運動量からくる広範囲のカバーリングを武器とするMFだ。PSVでは中盤のフィルター役として大いに機能しており、今季のエールディヴィジではここまでリーグトップタイとなる82回のタックル成功数を誇っている。
また、攻撃面でもビルドアップの際には頼りになるところを見せている今季のサンガレ。パス成功数はMFながらチーム2位の1520本を記録しており、その成功率も85.73%と印象的な数値をマークしている。強度の高い守備だけでなくパスを散らすこともできるとあって、加入となればアーセナルにとって大きな力となることは間違いない。

他の補強候補との兼ね合いもあるが、備えている能力からすれば非常に興味深い人材であるサンガレ。はたして、今夏アーセナルは彼を含めた複数の候補から誰を選んで中盤の強化を図るのだろうか。今後の動向には注目しておきたい(記事内スタッツはデータサイト『SofaScore』より)。

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