復帰後3試合目は前半だけで“ハットトリック未遂”? 「まだ100%ではない」といわれた古橋亨梧への期待感

ロス・カウンティ戦でゴールを決め勝利に貢献した古橋亨梧 photo/Getty images

次はレンジャーズ戦だ

体が資本であるサッカーで、怪我をしてしまうのは仕方ないことだが、そこからの復帰が重要である。怪我の多い選手は復帰してもまたすぐに負傷し、ピッチに立てないケースも多く、そこから調子を崩していく。セルティックの古橋亨梧も長く負傷の影響で離脱していたが、復帰後は順調にプレイタイムを伸ばしており、24日のロス・カウンティ戦では復帰後初先発、初ゴールを記録している。

12月からと長い離脱となった古橋だが、4月9日のセント・ジョンストン戦を含んですでに3試合を戦っており、コンディションは戻っているのか、ロス・カウンティ戦ではゴール前の動き出しに磨きがかかっていた。12分のヘディングでの先制点もそうだが、23分のオフサイドで取り消しとなったシュートの場面では完全に相手DFの視界から消える動き出しを見せており、もう少し遅いタイミングで飛び出せばゴールとして認められていただろう。さらに、29分の場面では左サイドからのクロスにボレーで合わせ、クロスバーをたたくシーンがあった。これもクロスが上げられるタイミングでニアサイドからファーサイドに一気に移動し、フィニッシュを行っている。ロス・カウンティの守備陣は古橋の動きに翻弄され、しっかりマークにつくことができていない。それでも、記録上では1ゴールのみであり、ハットトリックのチャンスを逃してしまった。

今季29試合で17ゴール5アシストと素晴らしい数字を残すことになった古橋だが、指揮官であるアンジェ・ポステコグルーはスコットランドメディア『67Hail Hail』にて「まだ100%の状態ではない」と古橋のコンディションについて語っている。これが本当だとすれば非常に頼もしい。現在セルティックはセカンドステージを戦っており、5月1日には宿敵であるレンジャーズとのゲームが予定されている。先日のカップ戦では敗れてしまった相手であり、古橋の活躍で勝利するセルティックに期待だ。

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