“神童”から“リーダー”になりつつあるアーセナルのキーマン ウーデゴーの成長期は23歳の今

キャプテンマークを巻いたウーデゴー photo/Getty Images

ハーランドに並ぶノルウェーの星・ウーデゴー

今季、アーセナルのミケル・アルテタ監督は若い選手たちを中心とした躍動感あふれるスカッドを作り上げ、チャンピオンズリーグ出場も視野に入る6位に位置している。その中心メンバーの1人に挙げられるのが、23歳のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーだ。

ウーデゴーは母国ノルウェーで15歳にしてプロのピッチに立ち、2015年に16歳でレアル・マドリードへと移籍。その経緯と評判から“神童”と呼ばれ、早期の活躍が期待された選手だ。ところがそんな期待とは裏腹に、ウーデゴーはなかなかチャンスを掴むことができず、レンタル移籍を繰り返していた。

そんなウーデゴーがようやく見つけた安住の地はアーセナルだった。2021年1月にアーセナルへのレンタル移籍を果たすと、高パフォーマンスを披露。アルテタ監督の目に留まり、完全移籍が熱望された。そして2021年8月には念願の完全移籍が決定。今季すでにリーグ戦29試合に出場するウーデゴーは6得点3アシストを記録。ヤングアーセナルの中心として攻撃を牽引している。

そんなウーデゴーの活躍の裏には、アルテタ監督から課されている特別なトレーニングの存在が影響しているようだ。英『The Mirror』によれば、アルテタ監督はウーデゴーと密にコミュニケーションを取り合い、指導している様子。「この6ヵ月間で取り組んできたことがいま成果として現れており、今やっていることは3ヵ月後か6ヵ月後、もしくは1年後に成果として現れるだろう」とのことだ。

さらに、先日行われたサウサンプトン戦にウーデゴーはキャプテンマークを巻いて出場しており、来季のアーセナルのキャプテンはウーデゴーが務めるのではないかと噂されている。ウーデゴーは既にノルウェー代表でキャプテンを務めているため、アーセナルのキャプテン候補に挙がるのも当然と言えば当然だ。

来シーズンはプレイヤーとしてだけでなく、リーダーとしても本領を発揮することになりそうなウーデゴー。“神童”と呼ばれた頃のイメージとは違い、どんどんたくましい選手へと成長する彼の活躍から目が離せない。

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