“6シーズン連続”リーグ戦全試合出場への道 まったく休まない皆勤賞FWへの称賛

ここまで32試合に出場するイニャキ・ウィリアムズ photo/Getty Images

怪我もなければメンバー落ちもない

得点数やアシスト数のインパクトにはどうしても負けてしまうが、皆勤賞を続ける選手ももう少し称賛されるべきなのかもしれない。

現在6シーズン連続のリーグ戦全試合出場に近づいているのがアスレティック・ビルバオFWイニャキ・ウィリアムズである。

ウィリアムズが怪我の少ない鉄人プレイヤーであることは以前から有名だが、それは今季も変わらない。スタメンから外れるゲームもあるのだが、今季ここまではリーグ戦32試合すべてに出場している。残り6試合に出場すれば、6シーズン連続の全試合出場だ。
現在ウィリアムズは27歳だが、ここまでビルバオでは334試合に出場している。ビルバオの歴代最多出場プレイヤーはクラブ一筋を貫いたGKのホセ・アンヘル・イリバル氏で614試合だ。まだ差があるものの、ウィリアムズは2028年までの長期契約を結んでいる。全コンペティション合わせれば昨季は46試合、一昨季も46試合出場し、今季もすでに38試合に達している。このペースで残りの6年間プレイできれば、イリバル氏の数字も見えてくる。

今季はリーグ戦での成績も7得点3アシストと悪くない。怪我をしないこともそうだが、長期にわたってクラブからアタッカーとして信頼されている点も見逃せない。不要なカードを受けていない点も見事で、一貫性でウィリアムズの右に出る者は少ないだろう。

スペイン代表とはあまり縁のない選手ではあるが、クラブを支えるアタッカーとしてサポーターから愛される存在だ。

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