シティがリヴァプールに勝つには“奇策”が必要? 厄介この上ないモハメド・サラーの封じ方

マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラ photo/Getty images

11日にシティ対リヴァプールが行われる

21-22シーズンのプレミアリーグは終盤に差し掛かっており、首位マンチェスター・シティが勝ち点73ポイント、2位リヴァプールが勝ち点72ポイントでほぼ並んでいる。消化試合数は30試合と同じであり、11日の直接対決でシティが勝てばさらにリードを伸ばし、リヴァプールが勝てば逆転。引き分けであれば1ポイントの差は縮まらず、緊張感が保たれたままシーズン最終盤に突入することになる。

有利とされているのはアウェイのリヴァプールか。やはりモハメド・サラーという個で打開できる存在が大きく、前回の2-2の直接対決ではどちらもサラーが起点を作っている。また、今回はポルトからやってきたルイス・ディアスがプレイする可能性が高い。前回はいなかったがすでにリヴァプールでは自身の地位を確立しており、サディオ・マネではなく新顔のディアスが左ウイングとなるか。けが人でいえばトレント・アレクサンダー・アーノルドが戻ってきた。彼がいるかいないかでは攻撃面での雲泥の差であり、復帰は大きい。

ホームのシティとしては前回対戦の反省を思い出し、サラー対策としてネイサン・アケを左SBで起用するのも悪くない。前回はシティがボールを支配して攻めたが決めきれず、サラーの個人技で打開され2失点を喫した。右はウォーカーがマネを封じていたが、左はカンセロ、アイメリック・ラポルトと守備を強みとしない選手を並べてしまったため、背後のスペースを使われてしまった。今回はルベン・ディアスが負傷で欠場が濃厚であり、ラポルト、ジョン・ストーンズのコンビとなるため、左のカンセロ起用は避けたい。アトレティコ・マドリード戦では左SBにアケが起用され、守備で目立つ活躍を披露した。空中戦も力強く、スタートはアケ、終盤に攻撃的な駒としてカンセロを投入するのも悪くない。カンセロとラポルトの組み合わせは対強豪ではリスクが高く、安定を取りに行くのであればアケがスタートに入ることも十分に考えられる。

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