ミランでなら絶対的存在となれるのか アセンシオに浮上するイタリア行きの選択肢

レアルでは絶対的な存在となりきれていないアセンシオ photo/Getty Images

今夏移籍の可能性が浮上中

レアル・マドリードで定位置を掴み切ることができていないレフティーは、今夏イタリアに新天地を求めることとなるのだろうか。若かりし頃からスペインの“白い巨人”で大きな期待をかけられていた男だが、もう26歳。中堅世代となったマルコ・アセンシオは今季終了後にプレイする環境を変えることになるかもしれない。

今季はここまでリーガ・エスパニョーラで25試合に出場し、8ゴールを奪う活躍を見せているアセンシオ。その数字からも分かるように、決してレアルで戦力になっていないわけではない。しかし、当初の期待値からすれば現在の彼にやや物足りなさを感じている人も少なくないだろう。前述したリーグ戦出場25試合のうち、先発したのは15試合。悪くない数字でこそあるものの、絶対的な存在とは呼べない状況だ。

そんな状況のなかで、アセンシオの新天地候補として浮上したのがセリエAのACミランだ。スペイン『MARCA』によると、同選手の代理人はミランからの接触を認めており、これから交渉は本格化していく見込みだという。現時点で両クラブ間で移籍金の希望額には開きがあるようだが、今後の話し合いでミランはそのギャップを埋めていく考えを持っているようだ。
もしミラン移籍となれば、アセンシオのスタメン機会は増えるか。今季ミランの右サイドでは主にアレクシス・サレマーケルスとジュニオール・メシアスの2人が出番を得ているものの、両名ともに大きなインパクトは残すことができていない状況だ。現状ミランの攻撃はラファエル・レオンがいる左サイド中心となっており、右サイドのクオリティはやや物足りない。守備強度に心配な部分こそあるものの、ミランでならアセンシオの決定力はより重宝されることだろう。移籍となれば、優先的にチャンスを与えられる可能性は高いと見ていいはずだ。

今夏ミラン移籍の可能性が浮上してきたアセンシオ。はたして、来季の彼は一体どのクラブでプレイしているのだろうか。その未来はいかに。

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