英国で挫折もポルトガルで復活中 ポチェッティーノにメッシと比較された元トッテナムFWの現在地

ポルトガルで復活を目指すマーカス・エドワーズ photo/Getty images

アンダー世代ではイングランド代表の常連だった

若い時期に注目されるも、そこから伸び悩む選手は多く、そこから復活を遂げたという例は少ない。それでも、現在ポルトガルのスポルティングCPでプレイするマーカス・エドワーズは地道にトップレベルへの返り咲きを狙っている。

イングランドのプレミアリーグ、トッテナムの下部組織で期待されるも、思うようにいかず、ノリッジ、エクセルシオール、ヴィトーリア・ギマランイスを経てスポルティングCPに所属しているエドワーズ。スパーズ時代の注目度は高く、イングランド代表のアンダー世代ではU-20まで常連の選手だった。その当時の才能は素晴らしく、指揮官であったマウリシオ・ポチェッティーノがリオネル・メッシと比較したほどだ。

そこから時がたち、23歳となったが、彼のキャリアは上向いている。2019年に加入したヴィトーリア・ギマランイスでは主力としてプレイし、今季は前半戦だけで7ゴール2アシストを記録して自身の才能をポルトガルで発揮している。現在はそこでの活躍が認められ、冬の移籍市場でポルトガルの上位クラブであるスポルティングCPにやってきている。

英『The Sun』ではエドワーズのこれまでの活躍をまとめており、ヴィトーリア・ギマランイスでの活躍がターニングポイントになったと主張している。実際にその後スポルティングCP行きを決めており、指揮官であるルベン・アモリムからは「彼は賢い選手で、イングランドでのクラブでトレーニングを受けていた。それは大きな経験で、ここでの成功に大いに役立つでしょう」と期待のコメントを寄せられている。

「過度なプレッシャーを与えすぎた」とポチェッティーノがトッテナム時代について語っているように、そう期待させてしまうほどの大きな才能を持っているエドワーズ。メッシと比較されるだけあったドリブル成功数49回はチームで2番目の成績であり、スポルティングCPにより適応できればさらに成績を伸ばすことになりそうだ(データは『SofaScore』より)。

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