サンチョの系譜を辿れる男 ドルトムントが次に育てるイングランドの才能とは

ドルトムントでのブレイクに期待がかかるバイノー・ギッテンス photo/Getty Images

今季中のトップデビューも濃厚か

かつてマンチェスター・シティの下部組織から若くしてドイツへと渡り、移籍先のドルトムントで大ブレイクを果たしたのがFWジェイドン・サンチョ(現マンチェスター・ユナイテッド)だ。かねてより期待値は高かったが、国外のクラブへと向かって一気にその才能を開花させた同選手。彼がビッグクラブの下部組織から直接海外へと渡って成功を掴んだのは、後輩たちにとって希望の光になったと言っていい。

そんなサンチョのブレイクから幾ばくかの時間が経過したが、ドルトムントではそう遠くないうちにまたも彼と同じような成功を掴む若者が出現するかもしれない。期待をかけたいのは、サンチョと同じくマンCの下部組織からやってきたウインガーだ。

そのウインガーとは、2020年にU-19ドルトムントへと加入したU-18イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギッテンス。まだ17歳の選手だが、ドルトムントは大きな期待をかけているようで、今季中には彼をトップチームでデビューさせる方針を持っているという。サンチョもブンデスリーガデビューは17歳の時だったが、バイノー・ギッテンスも現在は順調に偉大な先輩の足跡を辿ることができているようだ。
今季はここまでU-19カテゴリで12試合に出場し、9ゴール2アシストの活躍を披露しているバイノー・ギッテンス。両サイドのウイングを主戦場としており、巧みなテクニックを武器としながらゴールを陥れる技術は同年代の中でも頭ひとつ抜けていると言っていい。豊富なアイデアはすでにトップでの通用するレベルと評価するメディアもあり、そのポテンシャルは計り知れない。デビューとなれば、その創造性豊かなプレイがどこまで通用するかは楽しみだ。

近い将来、ドルトムントでのブレイクに大きな期待がかかる若きウインガー。サンチョの系譜を辿る男、ジェイミー・バイノー・ギッテンスという若者には、今後注目しておきたいところだ。

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