たった半年でブンデスから古巣へ帰還するも アヤックスの才能に逆襲のチャンスはあるか

今冬アヤックスへ復帰したブロビー photo/Getty Images

ライプツィヒでは出場機会得られず

今季は大きな希望を持ってドイツ・ブンデスリーガへとステップアップを果たしたはずだった。しかし、オランダ期待のアタッカーは新天地で出場機会の獲得に苦しみ、結局半年で古巣のアヤックスへレンタルで帰還することとなってしまった。失意の出戻りとなったが、U-21オランダ代表FWブライアン・ブロビー(20)はここから再びその評価を高めることができるか。

昨季限りで満了を迎えたアヤックスとの契約を更新せず、今季開幕前にやや強引な形でライプツィヒへと移籍したブロビー。しかし、そうまでして向かったライプツィヒにて、同選手はジェシー・マーシュ監督の信頼を得ることができなかった。シーズン前半は公式戦14試合の出場にとどまり、ベンチを温める日々が続く。大きな希望を持ってブンデスリーガにやってきたはずの若者だが、現実は甘くなかったと言えよう。

そんな状況を受けて、ブロビーはたった半年でライプツィヒから離れることに。レンタルという形ではあるものの、今冬の移籍市場では古巣のアヤックスへと帰還する運びとなっている。まだ20歳にして忙しないキャリアを過ごしているブロビーだが、彼がここから大ブレイクを果たすことは可能なのか。
決して、希望がないわけではないだろう。この1年ほどで“お騒がせ男”のイメージもついてしまったブロビーだが、アヤックス帰還直後の2試合ではさっそく3ゴールを奪う活躍を披露。今でもエールディヴィジで通用する得点力は備えていることを証明している。以降は怪我による離脱も経験したが、この調子で本来の力を発揮することができれば以前と同じレベルまで評価を回復することも不可能ではないはずだ。

蘭『De Telegraaf』によると、アヤックスも彼の買い戻しは前向きに検討している様子。このレンタルには買取条項が付帯していないとされるものの、シーズン終了後に彼を完全移籍で獲得するプランは前向きに検討されているという。一度は袂を分かった古巣だが、ここで評価を上げていけば再び満を持してステップアップするチャンスが訪れるはず。ライプツィヒでの半年は難しい時間となってしまったが、ブロビーの逆襲劇開始には期待したいところだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ