シティがハーランド獲得失敗時のプランとして興味も フリーとなるユヴェントスの10番はどこへ行く

今季での退団が確定したディバラ photo/Getty images

国外が優先とも

イタリアの名門ユヴェントスで10番を背負うも、怪我の影響もあって近年は満足に活躍できていないパウロ・ディバラ。チームとの契約は今季までであり延長が期待されていたが、ユヴェントスのCEOであるマウリツィオ・アリバベーネ氏が契約を更新しないことを明かしている。これで来季フリーでの移籍が可能となった。

ユヴェントスの10番がフリーで獲得できるとなれば多くのクラブが手を挙げるはずだ。実際にアトレティコ・マドリードがルイス・スアレスの後釜として獲得に関心を示しているという。

英『manchester evening news』によると、マンチェスター・シティも興味を示しているクラブの一つだと報じている。ストライカーのメインターゲットはボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドという方針で変わらないようだが、レアル・マドリードが最大のライバルであり、これはどちらに転ぶか分からない。プランBとされるハリー・ケインも素晴らしいストライカーだが、若くはなく何より高すぎる。その点、ディバラは移籍金が必要ない。

金額面もそうだが、ディバラのシュートセンスは魅力的だ。怪我での離脱がありながら今季は8ゴール、昨季は4ゴールと苦しんだが、一昨季は11ゴールと数字を継続して残している。アシストでも今季は5アシスト、昨季は6アシストと、チャンスメイカーとしても輝いている。現状センターフォワードで起用されているフィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュとの差別化点はまさにそのシュート技術の高さだ。フォーデンもグリーリッシュも前線で起点となる動きやオフザボール、守備での貢献度はピカイチだが、シュートがそこまで上手くない。そのため、チャンスを多く作り出しても決めきれない試合は今季何度もあった。それを改善できるのであれば、ハーランドでなくともディバラでも何も問題はない。

問題は怪我の多さであり、フリーといえど重要な試合で不在であれば困る。それでも、前述した攻撃時のクオリティは魅力的であり、来季シティのストライカーの選択肢としてアルゼンチン代表FWは入っているはずだ。

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