コートジボワール代表MFフランク・ケシエのバルセロナ移籍が決定的との報道がなされ、来季における中盤の陣容がどうなるかに注目が集まるACミラン。ここ最近はフィジカル面で不安の残るMFブラヒム・ディアスに代えてケシエをトップ下で起用する試合も多かったステファノ・ピオリ監督だが、はたして彼はケシエの退団が濃厚となった来季はB・ディアスと誰にこのポジションを任せるのだろうか。
現時点でミランが思い描いているのは、リールに所属するMFレナト・サンチェスを確保する未来だろう。かねてより獲得に乗り出しているとされる彼をスカッドに組み込むことができれば、懸念されている問題は解消するはずだ。
しかし、その一方でR・サンチェスは移籍市場における人気銘柄だ。今季は負傷による離脱を何度経験しながらも、その能力の高さから現在はリヴァプールやアーセナル、ユヴェントスといったクラブも獲得に関心を示していると英『Daily Mirror』が伝えている。確保できれば心強いが、獲得失敗のリスクも考えなければならない状況だ。とはいえ、R・サンチェスの確保に失敗しても、ミランの窮地は若きMFが救ってくれるのかもしれない。
期待したいのは、現在ボルドーにレンタル移籍しているMFヤシン・アドリ(21)だ。昨夏ミランに完全移籍で加入し、今季はレンタルという形でそのままボルドーにおけるプレイを続けている同選手。現時点でチームは最下位に沈んでいるものの、彼個人はここまで28試合の出場で1ゴール7アシストを記録中。決して悪くないパフォーマンスを見せており、主に攻撃的MFとしてチームを牽引している。
加えて、今季のリーグ・アンにおけるアドリはキーパス数(54本:リーグ5位タイ)を筆頭にあらゆる部門で優秀なスタッツを記録している(データサイト『SofaScore』より)。ミランの中盤に組み込まれれば、どんなプレイを見せてくれるかは今から楽しみと言えよう。
R・サンチェスの確保が最優先ではあるものの、早くミランで見てみたいアドリのプレイ。今季のロッソネリも活きのいい若手は揃っているが、もしかすると来季のチームはよりフレッシュかつ興味深い陣容となるかもしれない。