ハットトリック達成でチームを救った“史上最多得点者” ラングニックが語る37歳ロナウド復調のわけとは

トッテナム戦は大活躍だったクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images

37歳ともう若い選手ではない

マンチェスター・ユナイテッドは13日にホームであるオールド・トラッフォードにトッテナムを迎えた。前節はマンチェスター・シティに圧倒されるゲームとなったが、この日はエースのクリスティアーノ・ロナウドがいた。

12分に彼のミドルシュートで先制すると、2点目は得意とするクロスに合わせる形でゴールネットを揺らしている。3点目は2-2と引き分けが頭にちらつく展開となるもセットプレイからヘディングで決めており、ハットトリックを達成。3-2でユナイテッドが白星を挙げている。

この3ゴールでロナウドのキャリア通算ゴール数は807ゴールとなり、ヨーゼフ・ビカン氏が持っていたとされるキャリア通算805ゴールを抜き、史上最多得点者に輝いた。

さすがはロナウドだが、以前の低調パフォーマンスと比較するともはや別人だ。これに対し、指揮官であるラルフ・ラングニックは英『manchester evening news』にて「2日間トレーニングしていないロナウドを3日間ポルトガルに送る。そして、木曜にトレーニングに戻す。1週間休んでいたが、トレーニングでのパフォーマンスは素晴らしく、その様子を見て先発させることに決めた。もしかしたら、今シーズンの残りの期間は同じ方法を取るべきなのかも知れない」と語っており、休息がロナウドのパフォーマンスを向上させたのではないかと考察している。

確かにこれはあり得る話だ。史上最多得点者となるなどスーパースターとして輝く同選手だが、37歳と若くはない。その分若手と比べ回復も遅く、ユナイテッドの週2回の試合ペースに合っていないのだろう。ユナイテッドでは以前にも増して守備に力を入れており、スプリントの回数も増やしている。疲労も増えているはずだ。

今後はラングニックの言う限定的な活躍になるかも知れないが、出場した試合でスパーズ戦と同じ働きをできるのであれば十分に戦力として計算できる。エディソン・カバーニも復帰しており、ロナウド本人が納得するかはわからないが今後は週1回のペースで起用されることになるだろう。

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