補強ポイントに挙げられている冨安のライバル候補 本命はウェストハムDFだが気になるのはペルーの逸材

アーセナルから関心を寄せられているベン・ジョンソン photo/Getty images

どちらの選手がアーセナルにやってくるのか

マンチェスター・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーといったライバルが下位クラブ相手に勝ち点を落とす中で好調を維持しているアーセナル。CLやELのような欧州のコンペティションがなく、さらに国内のカップ戦もないため比較的やさしい日程ということもあるが、2月を3戦3勝で終えている。延期の影響から対トッテナム、対チェルシーが残っているのは不安要素ではあるが、このまま連勝をキープすれば上位でフィニッシュする可能性は高い。

そんなアーセナルは早くも来夏の移籍市場に目を向けており、英『football.london』によればストライカーと中盤、そして冨安健洋のライバルとなれる右サイドバックの獲得を目指しているようだ。現状ではセドリック・ソアレスがその役目を担っているが、ミケル・アルテタ監督からすればまだ物足りないのか。そこで名前が挙がっているのが、ウェストハムのDFベン・ジョンソンだ。

幼少期からウェストハムに在籍する生え抜きのジョンソンは昨季頭角を現すと、今季はここまで13試合に出場して1ゴールを決めている。最終ラインであれば複数のポジションでプレイでき、右SBに加えて左SB、さらにはCBまでポジションを広げている。22歳と若い選手であり、冨安のライバルになれる存在だ。

ジョンソンは高い対人性能に加え、ビルドアップでも貢献できるハイブリッドなSBだ。ユーティリティ性は魅力的であり、来季欧州のコンペティションに参加するのであれば彼のような万能性を持った選手は欲しい。しかし、アタッキングサードでの創造性不足は以前から指摘されており、今後この課題は改善されればよいが。

同紙によればジョンソン以外にも右SB候補はおり、ペルーでプレイするDFジルマール・ロラという選手にも興味を示しているという。21歳という若い選手だが、すでにペルー代表に選ばれている実力者で以前からアーセナルは彼に目を向けていたという。欧州では名前を聞かない選手だが、アーセナルはガブリエウ・マルティネッリをブラジルの4部から引き抜いた前例もあり、南米のコネクションは強い。現状ではプレミアでの経験もあるジョンソンを獲得する可能性が高そうだが、このロラという選手の動向にも注目したい。

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