ベンゼマを急に猛追し始めたFWの異様な得点ペース 《15試合で13ゴール》の脅威

ヘタフェで目覚めるエネス・ウナル photo/Getty Images

10試合目までは無得点だったが……

現在リーガ・エスパニョーラではレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマが19得点を挙げて得点王レースをリードしているが、それを猛追している人物がいる。

ヘタフェでプレイする24歳のトルコ代表FWエネス・ウナルだ。ここまで13得点を挙げており、レアルのFWヴィニシウス・ジュニオール、エスパニョールFWラウル・デ・トマスと並んで得点ランク2位タイにつけている。

ウナルの場合、興味深いのが得点ペースだ。今季リーグ戦25試合に出場しているが、10月25日の第10節までは無得点だったのだ。それが10月28日のグラナダ戦で初得点を決めたところから、急激にペースアップ。
直近15試合で13得点を挙げており、急激なペースだ。2月に入ってからもレバンテ、アトレティコ・マドリード、アラベス相手に2得点ずつ挙げており、月間4試合で6得点と驚異の固め打ちだ。

ウナルはこれまでスペインではレバンテ、ビジャレアル、バジャドリード、ヘタフェでプレイしてきたが、これまで二桁得点を決めたことは1度もなかった。昨季も28試合で4得点に留まっており、まさに急変といった表現が正しい。オランダのトゥエンテでプレイしていた2016-17シーズンはエールディヴィジで18得点挙げたことがあるが、5大リーグでの二桁得点は今季が初となる。

ベンゼマも継続的に得点を記録しているが、今のペースならばウナルが追いついてしまう可能性もゼロではない。チームも年明けからは勝ち点を伸ばせており、15位と降格圏を抜け出している。

チームが挙げた26得点のうち半分の13点をウナル1人で決めているのは見事であり、この爆発的なペースがいつまで続くか楽しみだ。

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