ドイツに“ボアテング&フンメルス”級のCBコンビはもういない クロースも絶賛した7年半前の鉄壁

W杯決勝でアルゼンチンを完封したボアテング photo/Getty Images

主力が全盛期だった2014年のチームとは比べられない

すでにドイツ代表は今年のワールドカップ・カタール大会への出場を決めており、実力的には優勝候補の一角と言っていいだろう。筆頭候補とまでは言えないが、優勝を狙うだけの力はある。

しかし、2014年のブラジル大会を制した当時のチームとは比較できないか。独『sky Sports』によると、ブラジル大会制覇に貢献したレアル・マドリード所属MFトニ・クロースは1人の選手を絶賛する。

クロースがピッチ上で見た中では最高級の守備パフォーマンスだったと絶賛したのは、当時のドイツを最終ラインから支えていたDFジェローム・ボアテングだ。

当時のドイツはボアテングとマッツ・フンメルスがセンターバックでコンビを組んでいたが、2人の安定感は抜群だった。今でも2人は現役プレイヤーだが、年齢的にも体がキレていたのは7年半前の方だ。当時は2人とも全盛期と呼ぶべき状態にあった。

クロースはボアテングについて「決勝のアルゼンチン戦でのボアテングのパフォーマンスはずば抜けていた。アルゼンチンには優秀なアタッカーたちがいたけど、ボアテングの守備を覚えているよ」とコメントしている。

あのゲームではフンメルスとボアテングがチーム最多となる6回ずつのタックル、クリア数ではボアテングが単独トップの9回を記録している。ドイツは前半に自分たちのバックパスをミスしたところからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインに決定機を許してしまったが、それを除けばドイツの守備は安定していた。

今のドイツには当時のフンメルス&ボアテングほどのセンターバックコンビは見当たらない。クロースも代表を離れており、やはり完成度では2014年の方が上だろう。

今年のワールドカップではアントニオ・リュディガー、マティアス・ギンター、ニクラス・ズーレらが軸となるだろうが、鉄壁とは言い難い。フンメルス&ボアテング級のセンターバックコンビ完成は今後のドイツが追いかけ続ける課題となりそうだ(数字は『WhoScored』より)。

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