フランス代表定着は厳しい
偉大なる父に続き、フランス代表のスターへ。そんな期待もあった若きアタッカーが苦戦している。
今季ブンデスリーガ15試合こなしながら、未だ0得点0アシストなのがボルシアMG所属FWマルクス・テュラムだ。
元フランス代表DFリリアン・テュラムを父に持ち、自身も2020年に代表デビュー。昨夏のEURO2020もメンバー入りを果たしており、24歳マルクスのキャリアはまずまず順調だった。
ドイツのボルシアMGには2019年夏に加入し、初年度の2019-20シーズンから10得点8アシストと活躍。続く2020-21シーズンも8得点2アシストの数字を残しており、ボルシアMGでも絶対の主力だった。
ところが、今季は怪我で出遅れたこともあって主力になりきれず。未だに0得点0アシストと大苦戦で、このままでは今年のワールドカップ・カタール大会で代表入りを果たすのは難しいだろう。
独『Gladbach Live』によると、チームを指揮するアディ・ヒュッターはマルクス・テュラムがハードワークを続けていると擁護する。
「テュラムは以前の状態に戻ろうとトレーニングでトライしている。彼は正しい道にいて、ここ3カ月ハードワークを続けているよ。彼の気持ちはボルシアMGにあり、彼はクラブを愛して全力を尽くしている」
とはいえ今季はチームも13位と元気がない。降格圏に落ちる不安も残っており、マルクス・テュラムにとっても消化不良なシーズンだ。後半戦に状態を上げたいところで、代表定着へもったいない足踏みだ。