ここにきてサカが移籍を希望? 選手獲得でも重要になるCL出場権の有無

サカが移籍する可能性は低いといえるがこういった話を少なくするためにもCL出場権は確保したい photo/Getty Images

選手層を薄くしてしまったが

冨安健洋らを加えた夏の積極補強が功を奏し、ここまで未消化2試合を残してプレミア6位に付けているアーセナル。未消化試合で勝ち点を拾うことができればCL出場圏内である4位以内の確保は可能であり、今後のリーグ戦に注目したい。

そんなアーセナルだが、CL出場権の確保は必須となっている。冬の移籍市場でスカッドをスリムにしたが、即戦力の補強は行わなかった。すなわち来夏の移籍市場で大きく動くということであり、ここでCL出場権を持っているかが交渉に大きく関わってくる。

これは一例だが、英『The Guardian』によればビジャレアルのパウ・トーレスがトッテナムからのオファーを「チャンピオンズリーグで戦いたい」という理由で拒否している。これは今夏の出来事であり、スパーズはCL権を持っておらず、カンファレンスリーグに参加していた。アーセナルもこうならないためにも、4位以内でのフィニッシュは重要となる。

米『ESPN』によれば既存戦力であるブカヨ・サカがCL出場を理由に退団を検討しているという。移籍先は同じくプレミアのリヴァプールやマンチェスター・シティのようだ。

クラブの生え抜きであり、さらに継続した出場機会を得ているサカが移籍を希望するメリットはそこまでないように見えるが、やはりトーレスが主張するようにCLで戦うことがモチベーションになる選手がいるのだろう。実際に各リーグのタイトルよりもCLでのビッグイヤー獲得の方が称賛されるような場面もあり、そこでの活躍を夢見る選手がいてもおかしくない。特にサカは能力のある選手であり、リヴァプールでもシティでもある程度のプレイタイムは得られるはずだ。

こういうことを避けるためにも、今季は是が非でもCL権を獲得したい。このまま負けず好調を維持できれば4位以内でのフィニッシュは問題ないが、直近の公式戦は5戦勝ちなしであり、12月終盤のノリッジ戦以来勝ち点を獲得できていない。CL出場権のためにも、サカを残留させるためにも11日のウルブズ戦は大事な試合となりそうだ。

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