今冬にはルイス・ディアスが到着
近年のリヴァプールの成功を支えてきたのは、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーの3人で構成される3トップだ。このトリオはリヴァプールの象徴となり、欧州でもトップクラスの攻撃力を誇るチームと警戒されるようになった。
ただ、変化の時は確実に近づいている。ウォルバーハンプトンから加入して主力となったディオゴ・ジョタ、さらに今冬にはFCポルトから3750万ポンドでコロンビア代表FWルイス・ディアスを獲得した。日本代表FW南野拓実らも含めれば、前線の人数はかなり多くなっている。
英『FourFourTwo』は、自慢のフロントスリーに世代交代の時が近づいていると主張する。中でも注目は左のウイングに入るマネだ。
今回獲得されたルイス・ディアスはマネと同じく左サイドを主戦場とする右利きのアタッカーで、左サイドからカットインして得点に絡むプレイを持ち味とする。ポルトガル国内リーグでは今季18試合で14得点と抜群の成績を残しており、年齢も25歳と若い。
一方でマネは今年4月で30歳を迎えることになり、リヴァプールとの契約は2023年夏で満了となる。まだまだトップレベルの選手ではあるが、30代に入るマネとの契約をさらに延長すべきかは議論が分かれるだろう。年齢的にマネ売却に動くタイミングなのかもしれない。
同メディアもマネ、サラー、フィルミーノの3人全員と契約を延長する可能性は考えにくいと見ている。サラーは6月に30歳、フィルミーノは現時点で30歳となっており、3人ともクラブとの契約は2023年夏までだ。
パフォーマンス的にはサラーがNo.1だろう。今や世界屈指の点取り屋になっており、まだ数年はトップレベルを維持できるはず。サラー売却に動くのは避けるべきではないか。
センターフォワードではジョタがフィルミーノ以上の得点力を発揮しているが、今のところサラーの代役は見つかっていない。新たに獲得されたディアスが左サイドで計算できるならば、マネかフィルミーノを手放すには良い機会なのかもしれない。
リヴァプール自慢のフロントスリーはどう変わっていくのか。今の戦いを最重要視すると同時に、未来のことも考える時期に入っている。