ACL決勝でゴールマウスを守ったGKの今季は フリーが続く守護神はどこへ行くのか

2019年にJ1デビューを果たした福島 photo/Getty Images

浦和でプレイした福島

AFCチャンピオンズリーグの決勝の舞台にも立った男が、いまだ移籍先が決まっていない状況となっている。浦和レッズを退団した福島春樹は、来季どのクラブでプレイすることとなるのだろうか。

静岡学園高校から2012年に専修大学へと進学した福島は、1年目からレギュラーを獲得。関東大学1部リーグ4連覇に大きく貢献し、2016年から浦和へ加入した。すでに同クラブには西川周作という守護神が存在し、出場機会に恵まれなかった福島は同年シーズン途中からガイナーレ鳥取へレンタル移籍する。主力となるものの、終盤戦に右膝前十字靭帯断裂で長期離脱となってしまう。

怪我から復帰した2018年にはルヴァンカップで3試合に出場し、翌年はJ1デビューを飾ると、出場停止となった西川周作に代わってACL決勝にも出場する。第1戦では好セーブを見せるものの1失点を喫してしまい0-1と敗れた。2020年からは怪我の影響もあり、ベンチから外れる試合も増え、昨季は京都サンガFCへ期限付き移籍したが、出場することはできずチームを退団した。

ACL決勝では、決定的なシュートを何本も弾くなど輝きを放った福島。正確なパントキックや足元の技術も高いため、現代型のGKであることは間違いない。また長く西川のプレイを近くで見て学んでおり、自身の良いパフォーマンスへとつなげている。その成長を見せたのがACL決勝だった。現在28歳とGKとしては若く、さらなる躍進にも期待できる。そんな彼に対し、今季はボールを保持するスタイルを目指すクラブが獲得を検討してもおかしくないだろう。今後はどのクラブでプレイすることとなるか。

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