ニューカッスルの攻撃を変える存在に? ギマランイスの高精度ラストパスに刮目せよ

今冬のニューカッスル移籍が近づくギマランイス photo/Getty Images

注目すべきアタッキングサードでのクオリティ

ついに、リーグ・アンでも屈指の実力者と評価されるブラジル代表MFの行き先が決まりそうだ。そのブラジル代表MFとは、リヨンに所属するブルーノ・ギマランイス(24)。英『Daily Mirror』によると、現在の同選手にはかねてより興味を示していたニューカッスルが獲得に迫っているとのこと。当初はリヨンに売却の意思なしとの報道もあった同選手だが、最終的にはプレミア行きで決着となる可能性が高まっている。

そんなギマランイスだが、はたして彼はニューカッスル加入となれば現在プレミアで降格圏(18位)に沈むチームを救うことができるだろうか。

兎にも角にも期待されるのは、得点力不足に陥っている前線に質の高いパスを供給し続けることだ。現時点でのチーム得点数がリーグワースト4位の「21」しかないニューカッスル。データサイト『FBref』によると、今季の同クラブはセットプレイを除いたアタッキングサードへのパス本数(397本)や、敵陣PA内へのパス本数(109本)といった部門でリーグ最低値を記録中。ほかにも改善点は多いが、味方のフィニッシュへと繋がるパスを出せる選手の確保は急務となっていた。
その点、ギマランイスはこの上ない人材と言えるだろう。今季リヨンでリーグ・アン20試合に出場し、チームトップとなるビッグチャンスクリエイト数(5回)、アタッキングサードにおけるパス成功数(342本)、そしてキーパス数(36本)を記録している同選手(データサイト『SofaScore』より)。特にアタッキングサードにおけるパス成功数はマルセイユのディミトリ・パイェと並んでリーグトップタイの数字を叩き出しており、ラストパスの精度はリーグ・アンでも屈指のクオリティを誇っている。チャンス自体が少ないニューカッスルにとって、ギマランイスは攻撃の雰囲気を変える存在とてして大いに機能してくれるはずだ。

まだ加入の正式発表こそなされていないが、加入となればニューカッスルにとって大きな補強となるであろうギマランイス。プレミアを活躍の場を移すこととなっても、彼の才気溢れる決定的なパスからは目が離せない。

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