鮮やかすぎるFKで2試合連発 何でもできるハキミの攻撃性能が恐ろしい

現在はモロッコ代表の一員としてアフリカ・ネイションズカップに参加しているハキミ photo/Getty Images

アフリカ・ネイションズカップで見せる高精度FK

一体、今後この男はどこまで多くの武器を身につけていくのだろうか。パリ・サンジェルマンに所属するモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの成長はとどまるところを知らない。

ハキミといえば、抜群のスピードを活かした突破が魅力的な選手だ。右サイドから飛び出して決定的なクロスを供給し、時には自ら中央へと侵入してゴールを陥れる。今季も新天地となったパリ・サンジェルマンではここまで3ゴール3アシストを記録しており、その攻撃性能はサッカー界も屈指のレベルにあると各方面から評価を受けている。

しかし、ハキミの武器はさらに増えたのかもしれない。現地時間25日に行われたアフリカ・ネイションズカップのラウンド16・マラウイ代表戦にて、ハキミはモロッコ代表の窮地を救うFK弾を決めてみせたのだ。
1-1の状況で迎えた70分、チームが獲得した敵陣PA右手前からのFKでキッカーを任されたハキミ。やや距離はあったものの、同選手が勢いよく右足を振り抜くとシュートはゴール右上隅に突き刺さった。スピードもコースも完璧だったと言ってよく、このハキミの鮮やかなFK弾で勝ち越したモロッコは無事ベスト8に駒を進めることとなった。セットプレイ時にも相手の脅威になるとは、彼の成長には恐ろしいものがある。

加えて、ハキミは今回のみならず、現地時間18日に行われたグループステージ最終節のガボン代表戦でも似たような位置からFK弾を沈めている。決して一発だけの大成功ではなく、きっちりと決めるべきところで決める精度も持ち合わせたハキミのFK。インテル時代にもプレイスキッカーとしての才能の片鱗を見せていたが、いよいよモロッコの超速サイドバックは手が付けられない選手になってきた。

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