遠藤航とフレッシュな若手たち 若すぎる《平均22.6歳》のシュツットガルトが挑む残留争い

シュツットガルトの若者たちを統率する遠藤 photo/Getty Images

遠藤はベテランの立場でチームをまとめる役に

気付けば降格圏の17位まで落ちてしまったが、シュツットガルトはブンデスリーガ1部に生き残れるだろうか。頼みの綱はフレッシュな若手たちだ。

今季のシュツットガルトはとにかく若い。中盤からチームを統率する日本代表MF遠藤航(28)がスタメンの最年長なんてゲームも珍しくなく、今節0-2で敗れたフライブルク戦も遠藤以外は全員が25歳以下だった。

同じ日本人選手として注目されるDF伊藤洋輝もまだ22歳で、他にこのゲームでは20歳のFWタンギー・クリバリ、18歳のFWアレクシス・ティビディまで先発起用。最前線に戻ってきた大型FWサシャ・カライジッチもまだ24歳と若い。
そして途中出場した選手も、MFリリアン・エグロフ(19)、MFナウイロ・アハマダ(19)、MFオメル・ベヤズ(18)、FWサイラス・カトンパ・ムブンパ(23)と、ムプンバを除く3人は10代だ。

クリバリはまだ20歳 photo/Getty Images

2018-19シーズンの再現は避けたい

まるで世代別代表かのようなチーム構成だが、独『Sport1』によれば敏腕スカウトとして有名なチームのスヴェン・ミスリンタートSDは彼ら若い選手の可能性に賭けている。年齢に関係なく彼らのクオリティを信頼しているようで、残留の希望は遠藤と若い選手たちにかかっているのだ。

シュツットガルトは2018-19シーズンも降格圏に転落し、入れ替えプレイオフでウニオン・ベルリンに敗れて2部へ落ちた苦い記憶がある。逆に当時はDFホルガー・バドシュトゥバー、デニス・アオゴ、MFクリスティアン・ゲントナー、FWマリオ・ゴメスなどベテラン選手が多くチームに入っており、それが結果に繋がらなかった。

ミスリンタート氏はそのことも気にかけているようだが、現在の平均年齢22.6歳と驚異的に若いシュツットガルトは残留を勝ち取れるのか。極端なチーム構成だが、ここは若い選手たちに踏ん張ってもらうしかない。

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