ベルギーでも通用した坂元達裕の“伝家の宝刀” 切れ味抜群の武器とともにデビュー戦で輝く

C大阪からベルギーへと旅立った坂元(写真はC大阪時代) photo/Getty Images

1アシストを記録した坂元

今冬の移籍市場でセレッソ大阪からベルギーへの挑戦を決めた坂元達裕。ジュピラー・プロ・リーグ第23節のオーステンデとアントワープの一戦でデビューを果たした同選手は、先制点をアシストする活躍を見せる。試合は1-2と敗れるものの、自身の持ち味を存分に発揮した。

坂元は[3-4-2-1]の左WBとしてスタメン起用された。4バックのC大阪では右サイドハーフを務め、得意の切り返しからのシュートを見せていた坂元。サイドだけでなく守備への役割も増えるWBでの起用となったが、積極的に攻撃を仕掛けて得点へのチャンスを作る。

坂元の武器がさく裂したのは48分だった。左サイドからボールを保持して仕掛けると、得意の切り返しで奥深くに切り込み、クロスを供給する。このボールに合わせたゼック・メドレーが得点を決め、先制点をアシストする。坂元の“伝家の宝刀”ともいえる華麗な切り返しで守備を完全に置き去りにすると、フリーでクロスを上げることに成功した。

J1の主力クラスのDFでも初見で彼の切り返しを止めるのは至難の業だ。この坂元の一番の武器はベルギーでも通用することをデビュー戦から証明した。今後も坂元の切り返しがオーステンデの武器となり、ベルギーの地で衝撃を与えることとなるだろう。三笘薫もベルギーで自身のドリブルを武器にして、主力の座を勝ち取った。彼に続き坂元も特長を前面に出して高評価を得ていくはずだ。センセーショナルなデビューを飾った桜のドリブラーに今後も注目だ。

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