古橋のライバルになり得る“エールディヴィジ得点王”が苦戦中 26ゴール決めた1年前の衝撃

セルティックでも得点量産期待されるギアクマキス photo/Getty Images

オランダでは大暴れしていたが……

すっかりセルティックの救世主となり、スコットランド国内リーグを代表する点取り屋との評価を確立した日本代表FW古橋亨梧。

その一方で、古橋と同じく昨夏チームに加わったセンターフォワードがすっかり忘れられている。

2020-21シーズンにVVVフェンロのエースとしてエールディヴィジ得点王に輝いたギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスである。
当時のギアクマキスのインパクトは強烈で、2020-21シーズンのVVVフェンロは18チーム中17位でシーズンを終えているのだ。そんなチーム状況ながら、ギアクマキスは26得点と大暴れ。フェイエノールトでプレイしていたFWステーフェン・ベルハイス、PSVでプレイしていたFWドニエル・マレンらを抑え、見事エールディヴィジ得点王のタイトルを獲得した。

この経歴を見ても、おそらくは古橋よりギアクマキスの方が欧州では有名な存在だっただろう。セルティックでも得点力を存分に発揮してくれると期待されたのだが、ここまではセルティックでリーグ戦6試合で1点のみと苦戦している。

22日に行われたアロア・アスレティックとの国内カップ戦で久々にゴールを決めたが、ギアクマキスは指揮官アンジェ・ポステコグルーの信頼を掴めていないのだ。

現在セルティックは頼みの古橋が負傷離脱していることに加え、今冬加わった前田大然も日本代表に召集を受けている。スイス代表のFWアルビアン・アイエティも計算できず、ギアクマキスくらいしか選択肢がない。

エールディヴィジ得点王の実力を発揮してほしいところだが、ギアクマキスのブレイクはあの1シーズンのみで終わるのか。エールディヴィジ得点王は偶然獲得できるタイトルではないはずで、古橋とともにセルティックでのゴール量産が求められている。

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