コマン、ゴレツカ、キミッヒ、ムシアラも長期契約 “絶対王者”バイエルンの支配はまだまだ続くか

コマンとは2027年まで契約を延長した photo/Getty Images

主力と続々契約を延長する見事な動き

今季よりユリアン・ナーゲルスマン体制がスタートしたバイエルンはリーグ戦とチャンピオンズリーグの両方で好成績を残していることに加え、もう1つ見逃せないポジティブな出来事が続いている。

それは主力選手の契約延長だ。今月12日にはフランス代表FWキングスレイ・コマンが2027年までの長期契約にサイン。さらに昨年にはドイツ代表MFレオン・ゴレツカが2026年まで契約を延長し、同じドイツ代表で中盤の相棒であるジョシュア・キミッヒも昨年8月に2025年まで契約を延長している。

キミッヒは今後もチームを支えてほしいリーダー候補の1人 photo/Getty Images

中盤コンビもゴレツカとキミッヒで数年は問題なし

彼らと長期契約出来たことは非常に大きい。特にキミッヒとゴレツカは中盤の柱であり、センターラインの安定は重要だ。2人は年齢的にもまだまだトップレベルで戦える選手で、ボランチコンビのところは今後数年間手を加えなくても大丈夫だろう。

ナーゲルスマンの存在も大きかったのだろう。独『TZ』によると、コマンは契約延長に際して次のようにコメントしている。

「ナーゲルスマンは僕にとって非常に重要だった。僕は彼が大好きなんだ。彼のビジョンや、プレイのアイディアがね。彼と一緒にチームは良くなるチャンスがあるし、僕にとっては重要なことなんだ」

他にも伸び盛りの19歳MFジャマール・ムシアラと昨年3月に2026年までの新契約を結び、DFアルフォンソ・デイビスとも2年前に2025年まで契約を延長した。これら若い主力選手との新契約は戦力補強に匹敵するほど大きなものと言っていい。

ナーゲルスマンが就任した当初はバイエルンのようなビッグクラブを指揮するには若すぎるとの指摘もあったが、そうした心配も無くなりつつある。チーム成績に加え、選手との関係も良好となればナーゲルスマン体制の始まりは成功と評価できそうだ。

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