中盤コンビもゴレツカとキミッヒで数年は問題なし
彼らと長期契約出来たことは非常に大きい。特にキミッヒとゴレツカは中盤の柱であり、センターラインの安定は重要だ。2人は年齢的にもまだまだトップレベルで戦える選手で、ボランチコンビのところは今後数年間手を加えなくても大丈夫だろう。
ナーゲルスマンの存在も大きかったのだろう。独『TZ』によると、コマンは契約延長に際して次のようにコメントしている。
「ナーゲルスマンは僕にとって非常に重要だった。僕は彼が大好きなんだ。彼のビジョンや、プレイのアイディアがね。彼と一緒にチームは良くなるチャンスがあるし、僕にとっては重要なことなんだ」
他にも伸び盛りの19歳MFジャマール・ムシアラと昨年3月に2026年までの新契約を結び、DFアルフォンソ・デイビスとも2年前に2025年まで契約を延長した。これら若い主力選手との新契約は戦力補強に匹敵するほど大きなものと言っていい。
ナーゲルスマンが就任した当初はバイエルンのようなビッグクラブを指揮するには若すぎるとの指摘もあったが、そうした心配も無くなりつつある。チーム成績に加え、選手との関係も良好となればナーゲルスマン体制の始まりは成功と評価できそうだ。