山東らとACLで同組となった浦和 警戒すべきはマンUでも活躍した長身MF

山東で活躍しているフェライニ photo/Getty Images

天皇杯を優勝してACLへ出場する

AFCチャンピオンズリーグの組み合わせが発表され、昨季の天皇杯王者である浦和レッズは、グループFに入った。同組には昨シーズンのリーグ覇者・山東泰山やシンガポールのライオン・シティ・セーラーズに加えてプレイオフを勝ち抜いた1クラブで戦うこととなった。

2017年以来となる3度目の優勝を目指す浦和にとって、もっとも注意すべき存在が山東だろう。昨季中国の国内リーグを制し、中国FAカップも優勝して二冠を達成し今大会に出場した。浦和は過去にも中国の強豪クラブと熱戦を繰り広げており、今回もグループステージ突破を争うライバルとなるだろう。

そんな山東でもっとも警戒したい相手がマルアン・フェライニだ。マンチェスター・ユナイテッドでも活躍した元ベルギー代表MFは、ロシアワールドカップでも決勝トーナメント初戦で日本相手にゴールを決めた男。194cmの長身を武器にフィジカルの強さを活かしたヘディングで、何度もゴールネットを揺らしてきた。中盤のプレイヤーながら得点力も高い彼を浦和は警戒する必要がある。アレクサンダー・ショルツを中心とした守備陣がフェライニを自由にさせないことが重要だろう。

ただ昨季のACLでは、外国から中国へ入国するのに隔離期間を設けられている状況で、中国クラブはリーグ日程とACLのスケジュールが被ってしまいACLにはユース選手を含むメンバー構成となっていた。今季もフルメンバーを揃えて参加するかどうかは未定だが、もしフェライニが敵として襲い掛かってきたときには最大限の注意が必要となってくる。

浦和は2019年にACL決勝へと進出するも、アル・ヒラルに勝利することができなかった。その時とメンバーは大きく変わったが、あの試合以来のACLへ挑む浦和の選手たちがどのように躍動するか楽しみだ。

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