昨季のトニーを上回る得点ペースの男が“3人”も 2部で発生する超ハイレベルな得点王争い

現時点で得点ランキングトップに立つのはミトロビッチだが…… photo/Getty Images

レベル高すぎる点取り屋たちの戦い

2020-21シーズン、チャンピオンシップ(英2部)ではその歴史上で1シーズンに最もゴールを挙げた男が誕生した。その男とは、今季プレミアリーグを戦っているブレントフォードのFWイヴァン・トニーだ。彼は同シーズンに31ゴールを挙げ、チャンピオンシップの年間最多ゴール記録を更新。2部とはいえ、驚異的なレコードを打ち立てることとなった。

しかし、それからわずか1年でこの記録は更新されてしまうかもしれない。なんと、現時点で昨季のトニーを超えるペースで得点を荒稼ぎしているストライカーが、今季のチャンピオンシップには“3人”もいるのだ。

なかでも、現時点で得点ランキングトップに立つフラムのFWアレクサンダル・ミトロビッチがマークしている得点ペースは怪物級と言っていい。今季開幕からゴールを量産しているセルビア代表FWは、ここまでリーグ戦23試合の出場で早くも24得点を記録中。昨季のトニーが同じ第26節終了時点で16ゴールだったことを考えれば、現在のミトロビッチがいかに規格外なのかは窺い知ることができるだろう。
加えて、そのミトロビッチを追う2人も恐ろしい。ランキング2位につけるブラックバーンFWベン・ブレアトン(20得点)、そして3位のボーンマスFWドミニク・ソランケ(18得点)でさえ、昨季のトニーを上回るハイペースで得点を積み上げているのだ。例年であればミトロビッチの得点王は当確とも言えたはずだが、少しでも気を緩めればトップの座は危うい状況となっている。

2021-22シーズン、2部で巻き起こっているハイレベルすぎる得点王争い。はたして、シーズン終了時にこの激戦を勝ち抜いているのは誰なのだろうか。今後もこのレースの行方からは目が離せない。

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