中国でも“ドリブルキング”になったダイナミックMF ベルギー黄金世代で過小評価されている才能

トッテナムでも中盤の柱として活躍したデンベレ photo/Getty Images

代表ではベンチに座る機会も多かった

すでに代表を離れた者もいるが、現在のベルギー代表はいわゆる黄金世代と絶賛されてきた特別な世代だ。エデン・アザール、ケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカク、ティボー・クルトワを筆頭に、ワールドクラスの選手を各ポジションに揃えてきた。

だが、この黄金世代を語るうえでもう1人称えるべきプレイヤーがいる。彼らに比べると少し年齢は上になるが、英『GIVE ME SPORT』がプレミアリーグの歴史上最も過小評価されている選手ではないかと取り上げるのがトッテナムなどで活躍したMFムサ・デンベレだ。

アザールやデ・ブライネに比べると話題に挙がる機会は多くないかもしれない。しかし、デンベレも特別な才能を持ったプレイヤーで間違いない。トッテナムでは主にセントラルMFの位置から攻守両面で活躍してきたが、すべてのプレイがハイレベルだ。

パスミスもほとんどなく、自慢のパワーを活かしたドリブルもほとんどボールを奪われることがない。例えばトッテナム時代の2015-16シーズンはプレミアリーグにて90回のドリブルを仕掛けて83回成功させている。失敗がたった7回しか記録されていないのは驚きだ。目立ちにくいかもしれないが、中盤から強引にボールを運べるプレイヤーがいてくれるのは心強い。

そんなデンベレは2019年に中国の広州城(広州富力)に移籍すると、1年目に中国スーパーリーグで118回ものドリブルを成功させた。これはリーグ最多の数字で、このシーズンもドリブル失敗は26回しか記録されていない。30代に入っていたとはいえ、中国スーパーリーグの選手がデンベレのドリブルを止めるのはほぼ不可能だったようだ。

ベルギー代表で最後にプレイしたのは2018年のことになり、同年のワールドカップ・ロシア大会でもサブに回ることが多かった。代表ではアクセル・ヴィツェルやラジャ・ナインゴラン、デ・ブライネらがいたこともあり、なかなかスタメンに入れなかったのだ。あの日本代表との激戦もベンチに座ったままだったが、それでもデンベレが実力者であることは間違いない。プレミアリーグでもタイトルは獲れなかったが、もっと高く評価されるべき選手なのだろう(数字は『WhoScored』より)。。

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