メッシにムバッペも揃うPSGが“平均シュート数13.7本”…… エンポリやケルンより少ない数字

攻撃で相手を圧倒するPSGはいつ見られるか photo/Getty Images

前半戦の攻撃は100点とは言えない

年明け最初のゲームとなったクープ・ドゥ・フランスのヴァンヌ戦はFWキリアン・ムバッペがハットトリックを記録するなど、4-0勝利と幸先良いスタートを切ったパリ・サンジェルマン。しかし、まだサポーターと世界のサッカーファンを満足させることは出来ていない。

勝負はここからの後半戦だ。昨夏にはFWリオネル・メッシを加え、キリアン・ムバッペ、ネイマールと世界最高峰の3トップが完成。後半戦こそは彼らの破壊力を最大限に引き出さなければならない。

気になるのは、圧倒的戦力差で制圧するかと思われたリーグ・アンにて1試合平均シュート数が13.7本に留まっていることか。シュートが多ければいいというものでもないが、それでも陣容を考えれば物足りない数字だ。
しかもパリよりもレンヌの方が15.5本と多くの平均シュート数を記録している(第19節終了時点)。パリの数字は欧州5大リーグでは23番目の多さとなっているのだ。試合数に若干の差があるとはいえ、セリエAのエンポリ(14.4本)やサッスオーロ(14.5本)、リーガ・エスパニョーラのレアル・ベティス(14.4本)、ブンデスリーガのケルン(14.8本)ら一部の中堅クラブより少なくなっているのは寂しい。

前半戦はメッシも加わっての試運転といったところもあったが、後半戦ではチャンピオンズリーグ決勝トーナメントもスタートする。しかもベスト16の対戦相手はレアル・マドリードと厄介で、パリにとってはここからが本番と言ってもいい。

チーム、そして指揮官マウリシオ・ポチェッティーノにはプレッシャーのかかる2022年がスタートしたが、パリは豪華な攻撃陣を軸に欧州の頂点に立てるのか(数字は『WhoScored』より)。

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