今冬プレミアに殴り込み? 2部で揉まれた“アザール風”ドリブラーに集まる注目

今冬のプレミア個人昇格が噂されるルイス・ポッター photo/Getty Images

「いつかワールドクラスになることも……」

モハメド・サラーにサディオ・マネ、クリスティアーノ ・ロナウド、ロメル・ルカクなど……。非常に個性豊かなアタッカーが各クラブに揃っている2021-22シーズンのイングランド・プレミアリーグ。それぞれ特長は異なるが、様々なアプローチで相手ゴールへと迫る彼らは今季も世界最高峰のリーグを盛り上げる存在となっている。

そんななか、今冬またプレミアに興味深いアタッカーがやって来るかもしれない。現在、同リーグのクラブに移籍する噂が浮上しているのは、チャンピオンシップ(英2部)のハル・シティに所属するFWキーン・ルイス・ポッター(20)だ。英『Daily Mirror』によると、現時点で彼にはレスター・シティをはじめとしたプレミア中堅の複数クラブが獲得に興味を示しているという。

今季はここまでハル・シティで公式戦24試合に出場して、6ゴール4アシストを記録しているルイス・ポッター。重心を低く保ったまま細かいタッチで相手を置き去りにするドリブルはチャンピオンシップで高く評価されており、ファンの間では“ハルのエデン・アザール”という異名もお馴染みとなっている。左サイドでのドリブルからシュートやラストパスへ繋げる一連の動作は実に鮮やかで、昨季チャンピオンシップでは13ゴール6アシストを記録。プレミアで輝いていた頃のアザールのように、ルイス・ポッターは得点とアシストを両立できる選手だ。
「キーンのプレイは見れば見るほど本当にアザールに似ていると感じられる。低い姿勢でドリブルをして、中央に持ち込んでからのシュートはとても強烈なんだ。現時点ではアザールほどのクオリティはないけれど、いずれは同等の評価を得ることも可能な素質を持っていると思う。彼の備えている能力には大きな可能性を感じるよ。プレミアの舞台で鍛えれば、いつかワールドクラスになることも可能なんじゃないかな」(英『the Athletic』より)

そんなルイス・ポッターが秘めるポテンシャルについては、ハル・シティの下部組織時代に彼を指導したクレイグ・フェイガン氏もこのように語っている。レスター移籍となればハーヴェイ・バーンズあたりとポジションを争うことが予想されるものの、彼ならば程なくして熾烈な定位置争いを繰り広げることも決して不可能ではないだろう。

今冬チャンピオンシップからの個人昇格を果たすことが現実味を帯びてきているルイス・ポッター。移籍が実現することとなれば、彼がプレミアの舞台でどこまでその能力を見せつけることができるかには注目したい。

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