グリーンウッドらと共闘するはずが マンUが手放してしまった“得点力のあるダビド・シルバ”

現在はマンチェスター・シティでプレイしているマカティ photo/Getty Images

シティでブレイク寸前だ

先日行われたCLグループステージ第6節ヤングボーイズ戦でゴールを決めたメイソン・グリーンウッドだが、彼はマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身の選手だ。いわゆる生え抜きのグリーンウッドは同じく、アカデミー出身のマーカス・ラッシュフォードやスコット・マクトミネイと共に将来を嘱望されている若手選手である。

そんな彼らと共に赤いユニフォームに袖を通すはずだったのが、マンチェスター・シティに所属するMFジェイムズ・マカティだ。

英『the sun』によれば兄であるジョンと共にマンUのアカデミーに在籍していたが、U-11に昇格するタイミングで一度入団テストを受け、不合格となったシティに移籍したようだ。そこからの活躍は素晴らしく、19歳にしてU-23の選手が集まるEDSでは主力として活躍している。レアル・ソシエダに移籍したダビド・シルバに例えられることの多い同選手だが、今季は12試合で11ゴールと得点力が開花している。シルバと同じくボックスの深い位置で違いを作れる選手だが、決定力が身についており、得点の奪えるシルバとしてトップチームでの活躍に期待したい。

報道では2023年で契約の切れるマカティに対してマンUがアプローチを仕掛けているようだが、シティはマカティと長期契約を結ぶようで、選手本人もサインすることに前向きのようだ。

マンUとしては惜しい逸材を逃した。今のトップチームには前述したグリーンウッドやラッシュフォードのような純粋なアタッカーは多いが、マカティのようなチャンスメイカータイプは少ない。積極的に若手を起用するクラブであり、マカティが長く赤い悪魔に在籍して入ればまた違った選手となっただろう。

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