新潟FW田中達也が現役引退を発表 J通算69得点の“ワンダーボーイ”

今季限りで引退を発表した田中 photo/Getty Images

浦和と新潟で活躍した

アルビレックス新潟が田中達也の現役引退を発表した。浦和レッズ、新潟とJ1、J2でプレイし、両リーグ通算69得点を挙げたストライカーがスパイクを脱ぐ決断をした。

2001年に浦和レッズに加入し、持ち味のスピードと切れ味鋭いドリブルで得点を量産。“ワンダーボーイ”の愛称で親しまれ、浦和の象徴的な選手に成長した。2005年には右足首脱臼骨折の怪我を負うも、2007年に復帰すると、AFCチャンピオンズリーグでは3得点を決めて優勝に貢献した。

2013年からは新潟へ移籍する。すぐさま主力となると、2017年にチームがJ2降格を経験するも残留。ただ徐々に出場数が減ると今季は試合出場がなかった。

浦和や新潟でもスピードを活かした攻撃でアタッカー陣をけん引。岡田武史監督時代の日本代表でもゴールを決めている。21年間のキャリアで無得点だったシーズンはわずか3シーズンのみと、ゴールネットを揺らしつづけた男は、得点で自身の存在感を示した。

「浦和レッズで12年、アルビレックス新潟で9年。この21年間で自分を成長させてくれた、たくさんの監督のおかげで、夢のような素晴らしい時間を過ごすことができました」

田中は新潟の公式HPにて古巣の浦和と新潟に対して感謝の言葉を述べている。5日には町田ゼルビアとの対戦を控える新潟だが、田中の出場もあるだろうか。

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