マグワイアでは心もとない 代表でストーンズの相方となれるアーセナルの現代型CB

ホワイトはより評価されるべき選手だ photo/Getty Images

今の活躍を見れば実力は疑いようがない

2022年に行われるワールドカップ・カタール大会への出場権を獲得したイングランド代表。前回大会では4位となっており、1966年以来となる優勝を目指したい。

そんなスリーライオンズだが、センターバックは誰が務めることになるのか。現状ではマンチェスター・シティのジョン・ストーンズとマンチェスター・ユナイテッドのハリー・マグワイアが序列では最上位の選手となっているが、現在のマグワイアに安心してスタメンを任せられるかと聞かれればそうではないだろう。マンUではミスが目立っており、批判の声が大きくなっている。EURO2020での実績を考えればこの2人だが、新たな候補を探すのも悪くない。

新たなCBとして試したいのはアーセナルのベン・ホワイトだ。代表ではアストン・ヴィラのタイロン・ミングスやウルブズのコナー・コーディらが選ばれているが、今季のパフォーマンスを考慮すればホワイトが上に立つだろう。

今夏の移籍市場では約70億円でブライトンから加入しており、当時はその金額に疑惑の声が上がっていた。しかし、今ではガブリエウ・マガリャンイスと共にアーセナルの堅守を支えており、金額に見合った活躍をしているといえる。

そんなホワイトの武器は後方からのビルドアップだ。相手のプレッシャーも簡単にかわしてしまうスキルの持ち主であるホワイトはパスの出し手として非常に機能しており、攻撃を活性化させている。ショートパス、ミドルパス、ロングパスを効果的に使い分けており、組み立ての能力ではシティのストーンズとも肩を並べる。更に出足の早いプレスで攻撃の芽を摘むことも可能であり、現代型CBの理想形だ。

今季アーセナルで評価を高めているホワイトだが、前回の代表では選外となっている。EUROではメンバー入りしており、ガレス・サウスゲイト監督の戦力にはいると考えられるが、彼が本格デビューするのはいつになるのだろうか。

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