チェルシーは若き才能の活躍で“1億ポンド以上”も節約できた? 奮闘する2人のアカデミー産DF

今季チェルシーで奮闘するチャロバー(左)とR・ウィリアムズ photo/Getty Images

クンデ&ハキミの獲得失敗を忘れさせる2人

2021-22シーズン開幕前の移籍市場にて、チェルシーはスカッド強化に向けて2名の実力者に熱視線を送っていたことを覚えているだろうか。その2名とは、セビージャのDFジュール・クンデと当時ドルトムントに所属していたDFアクラフ・ハキミ(現パリ・サンジェルマン)だ。前者はセンターバック、そして後者は右サイドバックやウイングバックを主戦場とする選手で、トーマス・トゥヘル監督は彼らの獲得を熱望していたとされる。

しかし、結果的にこの2人が今夏チェルシーの一員となることは叶わず。クンデはセビージャに残留し、ハキミは獲得を争っていたPSGへと移籍。プレミアリーグ制覇に向けて空前の大型補強を考えていたとされるブルーズだが、夏のマーケットにおける主だった補強はFWロメル・ルカクとMFサウール・ニゲスのみとなった。

だが、今季のチェルシーではそんなクンデとハキミの獲得失敗を忘れさせるように、アカデミー出身の若き才能が躍動している。CBではリーグ開幕戦でプレミアデビューを果たしたトレヴォ・チャロバーが台頭し、右WBではリース・ジェイムズが以前にも増して存在感を発揮中。前者はここまで公式戦12試合に出場して最終ラインの重要な戦力となっており、後者は攻撃面に磨きをかけただけでなく、バックアッパーなど必要ないのではないかと思わせるほど大車輪の活躍。現時点では、クンデもハキミも必要なかったと思わせるほどの奮闘を見せていると言っていいだろう。

そんな2人のアカデミー産タレントの活躍は、クラブの財政面にとっても大きかったことは間違いない。夏のマーケットにて、ハキミを獲得するのにPSGが投じたとされる金額は5130万ポンド、そして一方のクンデは獲得となれば6900万ポンドの移籍金が必要と噂されていた。単純計算で計1億2030万ポンドもの移籍金を節約できたと考えれば、チャロバーとR・ジェイムズの奮闘は一層注目すべき事象と捉えることができるだろう。

下部組織出身ヤングタレント2人の活躍により、クンデとハキミの獲得失敗を忘れることができているチェルシー。その浮いた資金で、彼らは今後どのような補強を敢行してくるか。いまから今冬や来夏のマーケットは楽しみだ。

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