同じ轍は踏みたくない シティのプランBは“高さと力強さ”を提供できる大型ストライカー

セビージャで大きく飛躍したエン・ネシリ photo/Getty Images

興味深い人材だ

ストライカーの獲得を望むマンチェスター・シティだが、やはりボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドがトップターゲットか。代理人であるミーノ・ライオラの存在はやや気になるが、若手ナンバーワンストライカーであり、ベテランの域に入りつつあるトッテナムのハリー・ケインに多額の移籍金をつぎ込むよりも、長く活躍を期待できる選手だ。パリ・サンジェルマンやレアル・マドリードも同選手を狙っているとされており、来夏の移籍市場では争奪戦となるだろう。

しかし、ハーランド獲得に失敗した際のプランBも考える必要がある。今季はケインを逃した際は特にこれといったターゲットがおらず、市場が閉まってしまった。今のところそこまで影響は出ていないが、二度も同じ失敗はできない。

西『Fichajes.com』によればシティはセビージャのFWユセフ・エン・ネシリを獲得プランBのストライカーとしているようだ。報道によれば約65億円の移籍金で獲得できるとのこと。

スペインで育ち、19-20シーズンの冬の移籍市場でセビージャに加わったモロッコ代表FW。2季目となった昨季は18ゴールを決め、CL圏内である4位フィニッシュに貢献している。

そんなエン・ネシリの武器はやはり189cmの大きな体か。今のシティでは前線に小柄な選手が多く、空中戦の強いエン・ネシリであればチームにない強みを供給してくれるはずだ。そのサイズを生かしたポストプレイも得意であり、典型的なボックスストライカーといえる。また、最前線に張るだけでなく、各局面に顔を出すこともできる選手であり、シティが持つ前線の流動性を継続させられる点も悪くない。

ハーランド、ケインに続いてエン・ネシリの噂も出てきたシティ。それだけストライカーの獲得は重要ということであり、モロッコ代表FWが来季青いユニフォームに袖を通すことはあるのだろうか。

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