ペップ・シティは安定感を手に入れた PSGに先制されても揺るがず戦えたわけとは

以前までのペップ・シティではなかった photo/Getty Images

以前まではなかったものだ

25日に行われたマンチェスター・シティ対パリ・サンジェルマンのCLグループステージ第5節は2-1でホームチームの逆転勝利となった。後半開始直後にキリアン・ムバッペがゴールを決めたことで、シティに傾いていた流れが変わったかに思われたが、冷静さを欠くことなくプレイし続けたペップ・シティに軍配が上がっている。

このように逆転での白星を挙げたシティだが、以前に比べて安定感が増したか。ペップ就任当初のシティはボールを支配するも、決めきれずにカウンターを食らって崩れてしてしまう負けパターンがあった。特にプレミアでしのぎを削るリヴァプールとの試合などは、まさにそういった一つの失点から大崩れしてしまうことが多く、相性の悪い相手だといえた。

しかし、今季その傾向は変わりつつある。CLグループステージ第2節でのPSG戦は敗戦となったが、プレミアでのリヴァプール戦は先制を許すも、二度追い付いてドロー決着となった。そして、今回のPSG戦だ。前半は完全にシティが主導権を握っていたが、決めきれず後半に先制を許している。明らかにシティにとって悪い流れだったはずだが、焦らず攻撃を続け同点弾を生み出した。

攻撃でのクオリティ向上、相手守備陣の疲労と、こうなった要因はいくつか考えられるが、やはり守備での安定感がチームの強さに繋がっている。先制を許したことでプレイに焦りが生じれば攻撃で精彩を欠くことにもなるが、守備が安定していることでセカンドボールの回収がスムーズになり、何度も攻撃を仕掛けることができている。過去のシティはお世辞にも守備が強力なチームではなかったが、今はカイル・ウォーカーやジョン・ストーンズ、ルベン・ディアスと守備のスペシャリストが揃っており、彼らの能力の高さがチームに安定感をもたらしている。

プレミアのような長期戦は得意とするも、CLのような短期決戦では自分たちの力を100%発揮できていなかったペップ・シティ。昨季のファイナルも消化不良気味に終わったが、今季はどんなアクシデントにも対応できる守備陣が揃っており、決勝トーナメントでの活躍に期待が持てそうだ。

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