怪我さえなければスピードもドリブルも超一流 24歳はバルサの切り札となるか

途中出場で存在感を発揮したデンベレ photo/Getty Images

ベンフィカと引き分けたバルサ

バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第5節でベンフィカと対戦して、0-0で引き分けた。この試合で途中出場ながら輝きを放った選手がウスマン・デンべレだ。

今試合でデンベレは、ベンチからのスタートとなった。両者ともに決定機を活かせずゴールを奪えずにいた78分、ユスフ・デミルに代わって途中出場を果たすと、自身の持ち味であるドリブルを活かしたプレイで決定機を作る。終了間際には相手の裏へと抜け出したデンベレがロングパス一本で好機を迎えるなど、最後まで得点を匂わせた。

デンベレはバルセロナ移籍後、怪我の離脱を繰り返してレギュラー獲得には至っていない。この試合も途中出場だったが、途中から試合に絡むことで彼の武器が活かされた。彼の爆速のスピードと細かいタッチでのドリブルが途中から出てくるのは、守備陣からすると非常に嫌だろう。ベンフィカ戦でも、バルサの攻撃において大きなアクセントとなっている。

シャビ監督のバルサにおいてデンベレは、試合の状況を変える切り札として使われることが増えるかもしれない。現状のバルセロナのメンバーにおいて同選手ほどのスピードやドリブルを兼ね備えたアタッカーは他にいない。コンディションが上がってくれば、チームにとって欠かせない武器にもなるはずだ。今後のデンベレにも大きく期待したい。

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