次世代アズーリがでかすぎる 201cm、195cmのFWら揃う《巨人軍団》に

スカマッカは195cmのサイズを誇る photo/Getty Images

190cm超えの選手も珍しくない

A代表のFW陣が思うように得点を伸ばせないこともあってか、最近のイタリアサッカー界では若手ストライカー発掘の話題が続いている。

興味深いのは、異常にサイズのある若手ストライカーが増えていることだ。

一番の注目株はセリエBのACピサにてリーグ戦6得点と好調を維持する21歳FWロレンツォ・ルッカだ。
ルッカにはA代表の監督を務めるロベルト・マンチーニも興味を示していると伝えられているが、何と身長は201cm。U-21イタリア代表の方には継続的に招集されており、このサイズは大きな魅力だ。

さらにルッカほどではないが、同じU-21イタリア代表ではアタランタからスペツィアにレンタル移籍しているFWロベルト・ピコリ、インテルからスイスの名門バーゼルにレンタル移籍して結果を残している19歳FWセバスティアーノ・エスポジトの両名も187cmと高い。

ミランでは出番を確保できていないが、U-21イタリア代表には招集されている20歳のFWピエトロ・ペッレグリも188cmある。

また、すでにA代表デビューを済ませているサッスオーロ所属の22歳FWジャンルカ・スカマッカも195cmのサイズを誇る。ターゲットマンとしては十分すぎる高さだ。

アタランタでプレイするスカルビーニも注目の有望株 photo/Getty Images

巨人揃うアズーリも見てみたい

サイズがある選手は他のポジションにもいる。16日に行われたU-21ルーマニア代表とのテストマッチでセンターバックながらハットトリックを記録したクロトーネ所属DFシモーネ・カネストレッリは192cm、その相棒を務めたアタランタ所属DFジョルジョ・スカルビーニは17歳ながらセリエAで出番を得ており、こちらも194cmとかなりサイズのあるセンターバックだ。

フランスのボルドーからカリアリにレンタル移籍し、今季もセリエAで出番を得ている右サイドバックのラウル・ベッラノーヴァ(21)も188cmとサイズがあり、そのフィジカルが評価されている。世代別代表の常連プレイヤーだ。

ユヴェントスからセリエBのヴィンチェンツァにレンタル移籍している20歳のMFフィリッポ・ラノッキアも186cmとまずまずサイズがある。

今月A代表へ招集されていたトリノの22歳MFトンマーゾ・ポペガ(188cm)、ローマで主力の22歳MFニコロ・ザニオーロ(190cm)、DFジョルジョ・キエッリーニの後継者候補と期待されるインテルの22歳DFアレッサンドロ・バストーニ(191cm)も高さがあり、次世代のアズーリは巨人軍団となるかもしれない。

高ければ良いというものでもないが、近年はサイズとスピードを併せ持つプレイヤーも増えてきた。大型選手は足下の技術が怪しいなんて説も今や古い。高さ、テクニック、スピードを標準装備する怪物も珍しくない。

若きイタリア人選手も高さも武器になりそうだが、今後A代表は190cm近いプレイヤーで埋め尽くされていくのか。

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