ジェラードVSランパードはどちらが上? 究極のオールラウンド対決の答えが難しすぎる

リヴァプールの伝説・ジェラード photo/Getty Images

同時期にイングランドに揃った奇跡の2人

今のイングランド代表にも優れたMFが揃っているが、15年ほど前には現MF陣をも超えるワールドクラスのMFが2枚も揃っていた。

スティーブン・ジェラードとフランク・ランパードである。

2人が代表で思うように噛み合わなかったのは残念だが、同時期にこれほどハイレベルなMFが揃うのも珍しい。2人ともサッカー史に名を刻むレジェンドMFだ。
では、どちらが上なのか。これはサッカーファンの間でも議論されてきた。

得点を奪えるMFだったランパード photo/Getty Images

今後は指導者としても注目集める

甲乙つけがたいテーマではあるが、かつてプレミアリーグでプレイしたジェイミー・オハラ氏はジェラードを推す。

「ジェラードは別のレベルにある選手だよ。彼は信じられない選手だった。近づくことさえ出来ない。彼のレベルはジョークだ。彼はすべてを備えていた。スピード、得点力、タックル、チームを引っ張るリーダーシップとね」

「ランパードは素晴らしいゴールスコアラーだった。彼は10番タイプの選手なんだ。しかしオールラウンダーという点では、私がプレイした中ではジェラードがずっと先をいくよ」(『Talk Sport』より)。

ジェラードは代名詞のミドルシュートに加え、パスや守備までをハイレベルにこなす弱点の少ない選手だった。オハラ氏はその点を評価したようだ。

今は両者とも指導者の道に進んでおり、そう遠くないうちにプレミアリーグで直接対決することになるだろう。果たして指導者としてはどちらが上なのか。これも議論されていくことになりそうだ。

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