ボランチ起用では守備が心配だ 頭を悩ませる3バック導入後のポグバのポジション

もう一つ前のポジションで見たいポグバ photo/Getty Images

4バックとの使い分けも

リヴァプールに大敗後、3バックシステムを採用し、1勝1分とまずまずな成績を残しているマンチェスター・ユナイテッド。クリスティアーノ・ロナウドも直近2試合で3ゴール1アシストと絶好調であり、3バック導入は成功したか。

しかし、選手の適正を考えると最適なポジションを失ってしまった選手が多い印象だ。MFポール・ポグバもその一人だろう。

ユヴェントスからマンUに復帰しその後は中盤から攻撃を支えているフランス代表MF。今季はプレミアで既に7アシストを記録するなど、チャンスメイカーとして能力を発揮しており、チームに貢献している。昨季から左サイドハーフという新たなポジションも与えられ、より攻撃に集中できるようになった。

しかし、3バック導入後は[3-5-2]のボランチを担当しており、直近のアタランタ戦では先発に選ばれている。中盤でのキープ力やパスセンスなどは相変わらず光っていたが、そこのポジションでは守備をより求められることになる。だが、ポグバはチェルシーのエンゴロ・カンテのようなタイプではなく、アタランタ戦は寄せの甘さが目立った。彼の推進力のあるドリブルを生かすにはもう一つ前のポジションが適任だろう。

サイドハーフ廃止でポジションを失ったジェイドン・サンチョに加え、3バックのボランチでは守備が心もとないポグバ。彼らは優秀な選手だが、オーレ・グンナー・スールシャール監督はもう少し起用法を考えるべきか。

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