コンテのサッカーはスパーズにハマるか 不安要素となり得る中盤の戦力不足

トッテナムの指揮官に就任したコンテ photo/Getty Images

冬に大型補強を行うのか

今季就任したばかりのヌーノ・エスピリト・サントを解任し、元インテル指揮官であるアントニオ・コンテの招聘を行ったトッテナム。同じく不調組であったアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドが復調気味だったことも影響したのか、スパーズ首脳陣は焦っているようだ。

それでも、コンテを新指揮官とした選択は間違っていないだろう。彼は直近のユヴェントス、チェルシー、インテルで少なくともリーグ優勝のタイトルは獲得しており、クラブと後味の悪い別れ方をするようなところはあるが、チームを勝たせたいのであれば彼ほど適任はいない。また、スパーズにはハリー・ケインやソン・フンミンのようなワールドクラスの点取り屋も在籍しており、コンテの得意とするカウンターサッカーはハマりそうだ。

しかし、不安要素として現状のスパーズでは少し中盤の戦力が弱いか。タンギー・エンドンベレ、ピエール・エミール・ホイビュアの2人は優秀だが、彼らに続く選手はおらず、オリヴァー・スキップ、ジオバニ・ロ・チェルソと全体的に小粒だ。また、過去に在籍していたクリスティアン・エリクセンのような配球力に長けた選手もおらず、前線のケイン、ソンのコンビを十分に生かせていないのも気になる。

英『The Sun』によるとコンテ就任となれば約232億円の移籍予算が与えられると報じられており、まずは中盤の強化が行われると予想できる。

先日発表されたコンテのスパーズ就任。チームを強くする確かなノウハウを持った監督であり、スパーズを含めたBIG6復活も近いか。

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