ワールドクラスとなる準備はできた ドルトムントで18歳の成長は止まらない

ドルトムントで着実な成長を見せるベリンガム photo/Getty Images

攻守で規格外の万能MF

現時点において、欧州最高の若手MF。そう表現しても、さほど多くの反対意見が上がることはないだろう。ドルトムントでプレイするこの2年間で、イングランド代表MFジュード・ベリンガム(18)は凄まじい勢いでの成長を見せている。まだティーンエイジャーではあるものの、彼はそう遠くない未来にワールドクラスへの扉を開くのか。

その可能性は十分にあると言っていい。かねてよりその才能の大きさには各方面から注目が集まっていた同選手だが、ドルトムント加入以降はさらに勢いを増しながらリーグ屈指の万能MFへと成長を遂げている。いとも簡単に相手の急所となるスペースへ入り込む攻撃性能や、当たり負けないフィジカルと巧みにボールを奪い取る能力に代表される守備性能。いずれの能力もブンデスではトップクラスと言ってよく、今や同選手はドルトムントの中盤に欠かせぬ存在となっている。

そして、そんなベリンガムの圧倒的な個人能力の高さは現地時間23日に行われたブンデス第9節のビーレフェルト戦でも見て取れた。この試合に中盤の一角として先発出場を果たした同選手は、72分に圧巻のゴールを沈めてみせたのだ。

この場面、敵陣バイタルエリアで味方の落としたボールを受けたベリンガムは、一度フェイントを入れると一気にギアを上げてPA内へドリブルで侵入。柔らかなボールタッチと華麗な身のこなしでボールを奪いにくる相手をかわし、最終的にはGKを嘲笑うかのようなループシュートでフィニッシュまで持っていってしまった。そのほか守備面でも任されたタスクをそつなくこなし、チームの勝利に貢献したベリンガム。そんな驚異のティーンエイジャーについては、マルコ・ローゼ監督も舌を巻く。

「ジュードは素晴らしい選手だよ。とてもまだ若手とは思えない。彼はピッチ上で常に我々にたくさんのものを与えてくれる。どんな時もチームのために走ってくれるし、落ち着いて上手にプレイするんだ。ジュードのことは本当に信頼している。今も素晴らしいけど、将来はさらにすごい選手になると思うよ」(独『Spox』より)

周囲を驚かせるスピードで、日に日に手が付けられないMFへと進化を果たしているベリンガム。この調子で活躍を続けることとなれば、誰もが認める“ワールドクラス”となる日は近いか。今後もドルトムントで伸びる18歳の成長が楽しみだ。

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