スールシャールでは彼を制御できない C・ロナウド獲得は失敗だったのか

現状ではC・ロナウドの獲得は微妙だ photo/Getty Images

トッテナム戦、マンC戦が控えている

今季のプレミアリーグはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシーの4強になるといわれていた。それだけマンUの夏の補強は素晴らしく、大きな期待を背負ってシーズンを迎えたわけだが、レッズとの直接対決では0-5で敗れており大きな差を見せつけられることになった。

昨季堅守を誇っていたマンU守備陣の5失点は驚きであり、失点の多さは今季の課題の一つだ。9試合消化して15失点と多く、上から13番目の数字である。チェルシーは未だ3失点、マンCは4失点であることを考えると、大きな差があると言わざるを得ない。

なぜこうなったのか。今季はGKダビド・デ・ヘアがディーン・ヘンダーソンから守護神の座を奪い取るために高いモチベーションを維持し素晴らしいパフォーマンスを披露していた。しかし、リヴァプール戦では5失点しており、機能していない前線からのプレスが守備陣を崩壊させてしまっている。

今季のマンUの課題である前線からのプレスだが、やはりクリスティアーノ・ロナウドの守備での貢献度の低さがこの事態を招いている。主に9番で起用されるポルトガル代表FWだが、自身のタスクであるファーストディフェンスを行っておらず、それを見かねたブルーノ・フェルナンデスが単独でチェイシングをしてしまっている。それでも、C・ロナウドが動くことはないため、生まれたスペースをカバーできず大量失点に繋がっている。一見B・フェルナンデスが悪いようにも見えるが、明確な指示を出さず守備で走れないC・ロナウドをスタートから使うオーレ・グンナー・スールシャール監督が原因であると同時に、監督の存在よりも大きくなっているC・ロナウドを獲得してしまったクラブの失態といえるか。

もちろん、ポルトガル代表FWは決定力のある頼りになる選手だが、試合を通して良いパフォーマンスを維持しているとはいえず、ゴール前のワンシーンで輝くタイプだ。それだけに決勝点を挙げたCLでのビジャレアル戦やアタランタ戦はヒーローのような扱いをされるが、90分を通して見ると並の選手である。それだけに起用するタイミングが難しいのだが、スールシャール監督に彼を扱えるだけの技量はなく、このような事態を招いてしまっている。

今の状態から抜け出すためにも思い切ってロナウド外しなどを行う必要があるのだが、スールシャール監督にその度量はあるのだろうか。

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