ルカク、ハキミ失ったのに 昨季より快調なインテルはグレードダウンしていない

昨季以上のスタート切るインテル photo/Getty Images

連覇の可能性ある

今季開幕前、セリエA王者インテルの戦力はグレードダウンしたと考えたサポーターも多かったのではないか。

FWロメル・ルカク、DFアクラフ・ハキミが抜け、指揮官アントニオ・コンテまで退任。連覇は厳しいとの予想もあった。

代わりにFWエディン・ジェコ、DFデンゼル・ダンフリースは加えたが、伊『Calciomercato』は両者ともルカク、ハキミに比べると実力が劣るとの評価を下している。
コンテの後任となったシモーネ・インザーギの評価も難しかった。コンテがユヴェントスやチェルシーで成功を収めてきたのに対し、インザーギはビッグクラブで結果を残したことがない。こちらもコンテの方が上と評価できるだろう。

しかし、ここまでの戦いはどうだろう。7試合を終えて5勝2分と無敗を維持し、3位につけている。首位ナポリと2位ミランの滑り出しが見事だっただけで、インザーギ・インテルの立ち上がりも悪くない。

昨季のインテルは開幕7試合終了時点で3勝3分1敗。今季より結果は悪かったのだ。

もっとも昨季は第8節より怒涛の8連勝を記録しており、今季のインテルが同じ流れに乗れるかは分からない。とはいえ、ここまでの戦いぶりは想像を超えている。

ナポリ、ミランは強烈なライバルだが、インテルにも連覇の可能性はある。ここまでの戦いから希望を抱いたサポーターも増えていることだろう。

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