加入3季目でついに“ヤングドリブラー覚醒”か ミランの左サイドで輝く22歳

巧みな緩急を駆使したドリブルで相手を抜き去るレオン photo/Getty Images

昨季までは粗削りな印象もあったが

2021-22シーズンのセリエAにて、開幕から5試合を終えて無敗(4勝1分)をキープしているACミラン。11年ぶりのスクデット獲得に向けて、スタートはかなりうまくいったと言っていいだろう。

そんな好調ミランのなかでも、ひときわ躍動している若手アタッカーがいる。その選手とは、22歳のFWラファエル・レオン(22)だ。昨季までは調子の波が激しく、どこかムラっ気のある印象も強かった同選手だが、2021-22シーズンに入ってからの彼には着実な成長を感じ取ることができる。

そして、その成長が最も顕著に現れているのがドリブルか。以前までは勢い任せに突破を図るイメージもあったレオンだが、昨今の彼はしなやかに相手の逆を突きつつボールを前進させる。まだ突破後のクオリティが完璧とは言えないが、この男が気がつけばDFを躱しているというシーンは今季非常に多くなったのではないだろうか。
実際、データサイト『SofaScore』によると、2021-22シーズンにここまでレオンが記録している14回のドリブル成功数はリーグトップの数字だ。63.64%という成功率も、10回以上の成功数を記録している選手のなかでは2番目に高い数値となっている。

荒々しかったイメージから、確実に左サイドでチャンスメイクできるアタッカーへと成長を遂げている今季のレオン。最大の武器であるドリブルにさらに磨きがかかった男は、はたしてその成功数を今後どれほど伸ばしてくるか。2019年夏にリールからやってきたヤングドリブラーが、加入3シーズン目にしてついに覚醒しようとしている。

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