マンC、レアル、バルサ、インテル ビッグクラブの補強は成功なのか

グリーリッシュを加えたマンC photo/Getty Images

チームが強化されているのか微妙なところも

移籍市場の閉幕が近づいているが、ここまでビッグクラブは満足な補強が出来ているのだろうか。

表面上だけを見れば、成功とは言えない夏を過ごしているビッグクラブもある。

例えばマンチェスター・シティだ。相変わらずの資金力でMFジャック・グリーリッシュは加えたものの、FWセルヒオ・アグエロが抜けた穴は大きい。現段階で満足な補強とは言えないだろう。第2節でノリッジ・シティには5-0で勝利したが、やはりアグエロ級のストライカーは欲しい。一線級のストライカーを獲得できない場合は失敗か。
レアル・マドリードとバルセロナも成功とは言い難いか。バルセロナの場合はFWリオネル・メッシが抜けたため仕方のないところはあるが、レアルもDFセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが退団。

バイエルンからDFダビド・アラバは加えたが、全体的に戦力がアップしたとは言えない。若返りも進まず、前線の火力も昨季から目立った変化がない。勝負はFWキリアン・ムバッペ 獲得も噂される来夏か。

インテルはセリエA連覇に届くか photo/Getty Images

セリエA王者もブンデス王者も不安あり

アラバを失ったバイエルンも万全とは言えないだろう。DFダヨ・ウパメカノは加えたが、こちらも顔ぶれはそこまで変わっていない。DFではベテランのジェローム・ボアテングも退団しているため、やや守備力には不安もある。

資金面の問題があったとはいえ、1番ショックが大きいビッグクラブはセリエA王者インテルだ。DFアクラフ・ハキミ、FWロメル・ルカクが退団してしまい、セリエA連覇どころかトップ4入りも怪しいかもしれない。それほどルカク退団の影響は大きい。

中盤にはハカン・チャルハノールを加えたが、攻撃力ダウンを防げるのか。開幕戦はジェノアに4-0の完勝を収めたものの、新シーズンへ不安の方が大きいだろう。

まだ市場では動きがあるだろうが、こう見ると満足に補強できていないビッグクラブが目につく。このあたりが新シーズンの戦いにどう影響してくるのか。

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