ディアス、ストーンズ、ラポルトの牙城は崩せない? 4番手となっているオランダ代表DFの現状

実力者ではあるもののスタメンを確保できていないアケ photo/Getty Images

違う良さを出せれば良いが

プレミア開幕戦となったトッテナム戦では惜しくも敗れ、黒星スタートとなったマンチェスター・シティ。21-22シーズンは悪い流れから始まったが、先日行われたプレミア第2節ノリッジ・シティ戦では5-0と快勝し、流れを引き戻したか。

この試合ではガブリエウ・ジェズスの右ウイング起用が当たっており、白星を獲得した一つの要因と言える。が、最も安定したプレイを見せ、勝利を引き寄せたのは最終ラインのクオリティの高さだろう。

開幕戦からカイル・ウォーカー、アイメリック・ラポルトの2人が代わってピッチに立っており、両者ともに攻撃面で大きな貢献を見せた。特にラポルトの左右へのフィードや縦への楔はスパーズ戦では見られなかったものであり、ゴールラッシュとなった攻撃陣を支えていた。退団が噂されていた同選手だが、残留が濃厚となっており、今季の活躍に期待したい。

このようにレスター戦、スパーズ戦と違い最終ラインに安定が見られたマンC。非常に良いことではあるが、自分の立場が怪しくなってしまった選手がいる。DFネイサン・アケだ。

アケは多くの主力がプレシーズンマッチへの合流が遅れる中、新シーズンに向けて早い段階から備えていた。プレシーズンの3試合、レスター戦、スパーズ戦とすべてに出場しており、後方からチームを支えていた。しかし、ノリッジ戦でのラポルトやルベン・ディアスのパフォーマンスと比較すると、攻守での貢献度は見劣りしてしまうかもしれない。特に組み立てに関しては大きくラポルトと離されており、改善が必要だ。

現状ではセンターバックとして4番手となっているアケ。過密日程となれば、センターバックやサイドバックとして出場機会は増えると思うが、このままではスタメンの座を奪い取るには厳しいか。

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