18歳にしてこの完成度 既にドルトムントの中心となっているイングランド代表MF

既に高い完成度を見せるベリンガム photo/Getty Images

各クラブが欲しがる人材だ

先日行われたバイエルン・ミュンヘン対ボルシア・ドルトムントのドイツ・スーパーカップはロベルト・レヴァンドフスキのゴールで先制したバイエルンがリードを得ると、続けてトーマス・ミュラーが2点目をゲット。ドルトムントもすかさず、マルコ・ロイスがスーパーゴールで反撃の狼煙を挙げるも、再びレヴァンドフスキがゴールネットを揺らし、2季連続でのタイトル獲得となった。

ボルシアMGから加入したマルコ・ローゼ新監督の元で新体制としてスタートしたが、国内のライバルであるバイエルンに勝つことは出来なかった。

黒星となったものの、中盤の一角として存在感を見せたのはMFジュード・ベリンガムだ。昨季イングランドのバーミンガムから加入したベリンガムは加入初年度ながらリーグ戦29試合に出場し、一気にチームからの信頼を獲得した。CLではマンチェスター・シティ相手に先制ゴールを決めるなど、大一番での活躍も経験済みだ。その活躍からイングランドのフル代表にも召集されており、18歳ながらEURO2020にも出場している。

そんな彼の良さは豊富なスタミナを生かした中盤での働きだ。ボールを持てば推進力の高いドリブルでボールを運ぶことも可能で、パスでのチャンスメイクも一級品だ。オフサイドとなってしまったが、アウトサイドキックでのアーリング・ハーランドへのスルーパスは非常に見事であった。

また、守備でも正確なタックルを武器としており、バイエルン戦では3回のタックルに成功している。奪った後も視野の広さを武器に正確に展開できる点も評価が高い。終盤でも足が止まらない選手で、チームを助けることのできるプレイヤーである。残念ながらこの試合は負けてしまったが、パフォーマンスだけで言えばバイエルンの選手たちと並ぶものがある。

今夏にはマンチェスター・ユナイテッドにジェイドン・サンチョを売却したドルトムント。更にハーランドにも多くのクラブが獲得に興味を示しており、ベリンガムが彼らに続いてメガクラブへステップアップする日もそう遠くはないだろう(データは『Sofa Score』より)。

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